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2016年11月22日火曜日

ホームスクールの学び

子どもと一緒に育ってきた。

0歳の時、家のテレビを捨てた。

小さい時から絵本を次々買っては読んであげていた。
子どもはみんなそうなのかもしれないが、同じ本ばかり何度でも読ませる。
こっちは「またかよ~~」とめげていたのが今となると懐かしい。

おもちゃは木製の電車レールが大好きだった。
面白そうだと思って買ってきてもほとんど遊ばなかったものもある。
少し成長してから、嵌ったのはカプラだった。
友達が来るたびに部屋中に広げて遊んでいた。

乾物屋でいろんな豆を沢山買ってあげたら
それを毎日部屋中にまき散らして遊び、片付けが大変だった。

息子が1歳半ぐらいで歩いて言葉もできるようになったころ、
出かけるとき電車の駅、階段の前で二つから選ばせる
私「階段にする? エスカレーターにする?」と聞く
息子「エスカレーター!」
半年後
私「階段にする? エスカレーターにする? それともエレベーター?」
息子「えーと....階段!」
三つのうちから選ばせる。
という風に、自分のことは自分で決めるように持って行った。

2歳のころGAPに息子と一緒にTシャツを買いに行った。
似合いそうなシャツを探して彼に見てもらった。
でも鏡がないとわからないので鏡を探した。
ところがKIDS売り場に鏡が見当たらない。
そこで店員に鏡はと聞いた。
店員は、鏡はKIDSにはなくて、大人の売り場にありますと答えた。
何でないのと聞くと、
子供の服は親が決めるので誰からも聞かれたことがないと言われた。
大人の売り場で息子にあてて見せたら、
息子は、違うのがいいと言って、別のシャツを持ってきた。
凄い派手で、驚いたが買ってあげた。
結構似合っているのでもう一度驚いた。
みんな子供の服は子どもに選ばせないんだと思った。

2歳から4歳まではモンテッソーリ幼稚園に通っていた。
毎日、幼稚園で自分で選んだ教具を使って自分が満足するまで遊ぶ。
先生は一番最初にやって見せるだけであとは一人でやっている。
守らないといけないのは自分がやりたい教具をほかの人が使っている間、
終わるまで、横に座ってみていないといけないこと。

4歳になった時、仕事の都合でサドベリースクールに転校した。
そこでは勉強はしないで朝から晩までただひたすら遊んでいた。
みんなと毎日のように氷鬼をやっていた。
ある時そんなに氷鬼ばかりで面白いのと聞いたことがある。
むすこは「毎回違うんだよ。」
「昨日、こうやったら捕まえられたとするだろ、」
「次の日、相手は変えてくるんだ」
「こっちも、変えてくるだろうと予測してその裏をかこうとする」
「さらに相手はそのまた裏をかいてくる」
「常に状況は変わるんだよ」
「だから、いつも新鮮で面白いんだよ」
私、「なるほど」

これって、実社会と何ら変わらないじゃないか。
子どもは遊びの中から社会の仕組みを学んでいくんだ。
遊ばないで教室で座って勉強しても、こういうことを学ぶことはないだろう。

家では歴史漫画と科学マンガが好きで毎日繰り返し読んでいた。
文章(漢字)の読みは歴史マンガで覚えていた。
三国志が大好きで全巻古本で揃えた。

6歳の入学前に小学校の教室見学会があり妻と二人で出かけていった。
返ってきたのでどうだったと聞くと
息子「つまらなそう」
私、「なにが?」
息子「みんな前を向かって座っているだけで、誰もしゃべっていない」
「あんなの嫌だ」
私「それで、どうする?」
息子「学校へは行かない」
私「そうか」
息子「ドラえもんを見ても、いじめっ子がいたりつまらなそうな宿題をしている」
「どこがいいかわからない」
私「そうか、行きたくなければいかなくてもいい」
以来、息子は絶対に教室に行こうとしなくなった。
新年度ごとに
私「一度ぐらい行ってみたほうがいいんじゃないか。」
「みんな学校へ行っているから、大人になった時授業を受けたことがない。
では話題に困るんじゃないか」と言えど、「いい」と答えていかなかった。

勉強は私が教えていた。
教えた時間は週に4回ぐらい、1回15分程度。
主に算数(数学)、国語(漢字書き取り)

4歳になって算数(割算)はこうして教えた。
ここにイチゴが6つあるとする。
お父さんと二人なら、一人何個になる?
息子「3こ?」
私「そうだ」
私「そこにお母さんが来た。」
私「『私の分は?』と聞いてきた、やばいね」
私「じゃ、何個ずつにすればいい?」
息子、しばらく考えて「2個?」
私「そうだ、6÷2=3 6÷3=2、と書く。これを割算という」
息子「なるほど」
私「じゃあ、12個ならどうなる?」

これで割り算は終了。

どうせ自然に覚えるから九九は覚えようとしなくていいと言った。
8歳ぐらいまでいくつか怪しかったが、今は全部間違えなくなった。

息子の到達レベルを見て
ほんの少し難しいと感じるあたりを狙って質問を投げる。
簡単に解いたら、さらに難しくする。
解けないと、少しレベルを下げてまた質問。
分かるところまで下げて、分かったところから少しずつレベルを上げていく。
できれば、最初に投げた質問のところまで戻っていく。
解けたらそれでおしまい。復習も予習も宿題もなし
子どもがもっとやりたがってもやらない。

何日かしてさらに難しい問題を投げる。
これを少しずつ繰り返していく。
図形(幾何)も同じ方法で立体まで覚えた
算数(代数)は2次方程式まで行った
そこでイギリスに行って終わり。

よく「漢字しりとり」をやった。
私が漢字を書いて、その部首を使った別の漢字を息子が書く、
息子は漢字辞書で探してもいいとして二人で延々と続ける。
息子は面白がって何度もやりたがった。

教えたとき気を付けていたこと、
金輪際、絶対叱らない
そして基本的に怒らない。けっして怒鳴らない。
息子を一度も叱ったことはないが、怒ったことは数回ある。
そういうときは、「お父さんは怒っている/困っている/悲しい」という。
本心から嬉しい時は褒めるが、無理して褒めない。

基本的に親子といえど対等の関係だから、
息子が嫌がったらやらない。私も嫌ならいやだという関係を保つ
叱ると親子の間で上下関係が生まれる。
結果としてどうしても無理強いしてしまう。
楽しくないと学習効果は上がらないと思っている。
さらに、それを無理するから怒鳴ったり、叩いたりする。
結果的に学習効果がないだけでなく、親子の関係も冷たくなる。
叱ることは百害あって一利なしである。

そして今。
毎年小学校の教科書はもらってくるが、
息子が一通り見て、どれも簡単すぎと言って二度と見ようとしない。

小学校の授業は全員が同じことを同じ時間にやる。
それでは早い子はつまらないし、遅い子はついていけない。

どんな親でも一日15分なら教える時間はあるだろう。
それで普通なら小学校で教えるぐらいのことは学べる。

なんであんなつまらない授業をみんなで受けないといけないのかわからない。
基礎部分だけ親が教えてあげれば、あとは自分で考えて学習すればいい。
そのために自分の道を自分で選ぶという習慣をつけておくことが必要だと思う。

自分で勉強するようになればユーチューブでいろいろ勉強できる。
最近https://www.youtube.com/watch?v=LKGI4CyAcNwを見て感激した。
大学の授業もインターネットで公開されるようになった。
無料で受けられて、優秀だと大学から呼ばれるそうだ。
本当に大事なのは学歴ではなく実力だと思う。

8歳になり、私が教えているだけでは不安を感じ始めた。
アメリカなどいくつかの学校を三人で見て歩き、
最後に見たサマーヒルスクールで本人にどうすると聞いたとき
息子は「おそらく…」と答えた。

9歳の春一人でイギリスに発っていった。
2年半たち一年の3分の2は寄宿舎にいる。
授業料も高いしそろそろ帰ってくるかと聞くが、絶対に行くと。

息子とのやり取りはだいぶ少なくなっているが
彼は私との学習の中から自分なりに必要とする授業を自分で選んで受けている。
英語、数学、IT、ドラムは受けているらしい。
(サマーヒルでは授業を受けたくなければ受けなくても一向にかまわない)

イギリスはMathのレベルが低いと文句を言うので、
もっと上のクラスに変えてもらえばと言うと、
英語が分からないからいいと答えた。

今年の夏家族でヨーロッパを旅行してまわった時彼の英語の素晴らしさに舌を巻いた。
(はじめは私が教えてたんだけどね)

遊びと勉強と分けるのがそもそも間違えで、
遊びを通じて学ぶ、学びの中に遊ぶというか、

子どもが生きるということは遊びも学びも混然一体じゃないかと思う。

2016年11月19日土曜日

2045年問題

いわゆるシンギュラリティである。

シンギュラリティとは
技術的特異点(シンギュラリティ)とは、未来研究において、正確かつ信頼できる、人類の技術開発の歴史から推測され得る未来モデルの限界点を指す。簡単に言えば、「シンギュラリティ」とはコンピューターの知能が人間を超える現象、またはその瞬間を意味する言葉。(Wikipedia)

グーグルの自動運転技術は実用化直前まできている。タクシーやトラックの運転手はいらなくなるだろう。人間の運転が禁止される時が来るかもしれない。

グーグル翻訳はかなり使えるところまで来て、実際にヨーロッパで使ってみたが、時間はかかるが短文ならほとんど問題なく使えた。帰国後バージョンアップされかなり長文でも理解可能なレベルになっている。通訳はいらなくなるだろう。


チェスも将棋も囲碁もコンピュータにすでに負けている。

裁判もコンピュータのほうが正確で公平に判決をかけるのではないかと言われている。


また耳にはめるだけで使える翻訳機Pilotが近く発売される。

人工知能はかなり実用的になってきていて、2045年より前に実用化されるだろう。

コンピュータは
  1. 寝ない
  2. 忘れない
  3. 死なない
の3要素からして劣化することはありえない。

さらに、コンピュータ同士のデータの伝達も間違え、勘違いがない。
そして、コンピュータはどんどん細小化し見えなくなる。
必要な知識はメガネか、イヤホンまたは脳に埋め込まれたコンピュータが
直ちに知らせてくれるようになるだろう。


知識のあるなしは問題にならない、
私たちの子どもはそういう時代を生きていくことになる。
そういう時代に何が必要かといえば知識ではない。


情熱と創造力だ。
どんなにコンピュータが進化してもこの二つは簡単には実現できない。
(少なくとも今の子どもたちが生きている間は)

にもかかわらず、学校は相変わらず知識の伝達に全力を傾けている。

正確に言えば文科省はそのことに気が付いているようである。
このままでは日本は世界から置いてけぼりになるという危機感はある。
にもかかわらず、教師や教育関係者には危機感がうかがえない。
さらに親である大人にも危機感がない。

その原因の一つが知識の断片テストである大学入試である。
ゆとり教育はその目的は正しかったし、成果もあったが、
大学をそのままにして小中学校を改革しようとしたがゆえに潰された。
そのため、今回は文科省は大学入試の改革に乗り出した。

しかし、そのことの意味を教師も親たちもまだわからないようだ。
相変わらず従来通りの内申書と受験塾に邁進している。

その結果がいじめ問題である。
虐めは閉鎖空間かつ価値観を強制するところに生まれる。
この小中学校において教師や学校が持つ斉一的空間が、
子どもをして環境隷属の精神を作り上げている。
それによって追いつめられてしまう子どもがより弱い子をいじめることで晴らし、
虐められる子は教師と虐める子の双方によって追いつめられる。
というよりいじめっ子は教師の潜在意識により操作されていると私は睨んでいる。
さらに親からの学校は行くものという常識の押しつけで、
子どもは逃げ場を失い自殺にまで追い込まれていくのだろう。

つまりいじめ問題は学校問題である。

いつでも逃げられると思えばいじめは発生しようがない。

ブラック企業やサービス残業は学校の持つ閉鎖強制環境になじんだ子どもたちが大人になっても自力で脱出させないように環境隷属精神を叩き込まれているからだと思う。

話題が少しずれたが、この環境隷属精神でシンギュラリティの時代に生き残れるはずがない。
なぜなら、環境隷属の精神では情熱も創造力も押しつぶされてしまうからである。

とにかく今は勉強しろ、好きなことをやりたければ大学に行ってやれ!
と親たちや教師たちは言うが、好きなことをやるべき時は12歳までで
18歳になるともう頭は出来上がっていて柔軟な発想は死ぬまで出てこない。

その結果が、20年も成長が止まった貧困国日本である。

だから私は子どもを学校に行かせることに反対している。
もっともいい方法はホームスクールだと私は考える。
親が子供の成長に合わせて指導できる。

短い期間であるがうちもホームスクールをやった。
その結果小学校へ行く必要は全くないというのが結論である。

ちなみに、私が教えたのは週に4日、一日15分。他の時間はずっと遊んでいた。
それでも小学校の教科に遅れることはなかった。
(そのことは改めて書いてみたい)
子どもが30人もいて、先生が個々の生徒に合わせて教えるなんて無理だ。
10人でも難しい。でも1対1なら簡単。親が教えるべきだと思う。

次善としては小学校や中学校では子どもが学校や教師を選べるといい。
教師が選択できるならうちも小学校に行かせていたかもしれない。
うちの子は現在フリースクールの寄宿舎にいる。
今息子が行っているフリースクールは子どもが先生を選んでいる。

その結果何の不都合もない。

子どもは授業がおもしろいから受けていると言っている。
先生は選ばれるために授業に工夫を凝らしている。
子どもの機嫌を取るために遊んでばかりだと、逆に見限られてしまう。


また、大学の受験を改革するのもいいが、
大学への国の補助金の在り方を変えるべきではないかと考えている。
今は学生数に応じて補助金を出しているが、これが諸悪の根源だと思う。
それゆえ大学は学生を入れて卒業させることに熱心だと聞く。
だから日本の大学はほとんど留年も中退もない。
入学さえすれば卒業はできる、だから有名校受験で猛勉強し、
在学中は遊んでいてほとんど勉強しない。
それに対し欧米の大学生は在学中に猛勉強するのでそこで能力的に抜かれる。

大学生や卒業生の書く論文の引用率に応じて補助金を出す方が良くはないか。
そうすれば、大学は研究や論文の指導に目の色を変えるだろう。
今は論文の引用数はGoogle Scholarですぐわかる。

すでに日本は貧富の差が生まれていて、貧困家庭の子は貧困を引き継ぐ傾向がある。
東大を出ても大企業の流れから外れると貧困に落ちる状態である。
今までの考え方で無難に生きていくことが無理になっている現状があり
時代の本流が激変していることに対する無理解が貧困を生んでいると言える。

トランプがアメリカ大統領選挙に勝ったが、
彼は中国からの輸入に関税をかけて仕事を増やすと言ったが、
給料が10分の一以下の国は中国だけではない。
他の発展途上国が喜ぶだけで、賭けてもいいがアメリカに仕事が戻っては来ない。
今のままで仕事を増やすには中国と同じ給料まで下げるしかない。

同じ仕事で同じ給料を払う企業は競争に負けて容赦なく倒産する。

先進国で生活レベルを維持するには生産性を上げるしか道はないのだ。
生産性を上げるためには人と違う考えを持つことでしかありえない。

>人と違う< ← これしかない。

学校をこのままにしておくと金太郎飴のような労働者を大量に生み出し、
2045年を待たずに日本は貧困国に転落するだろう。

未来に危機感を持つ人たちは子どもを学校から引きはがして
自分の責任で子どもの未来を用意している。

2015年2月3日火曜日

創造力の抑圧

学校は世の中の創造的活動から取り残されている。音楽家が音楽の授業から、科学者が物理の授業から、画家が美術の授業から生まれるとか、育つと信じている人はいない。

実際学校は命令に従うことしか教えていない。やさしくて思いやりのある人々が子どもたちのために懸命になって接していても、学校と言う組織は学校の抽象的な論理によって押しつぶそうとする。
学校がチャイムを鳴らすとどれほど生徒が文学に夢中になっていても教科書やノートを閉じて英語の授業を受けないといけない。それはあたかも精神分裂病のようで、創造的活動とはかけ離れている。人は時間を忘れるほど集中しないと創造的活動は身にならない。

マサチューセッツ州のエドワードケネディ上院議員によれば、義務教育が導入される前の1850年に州の識字率は98%だったが、導入後は1990年の91%が最高だという。また、ホームスクーラーの思考力は、学校に通っている同級生より5年から10年進んでいるそうだ。考え始めると集中力を断ち切られることも、他人から評価されることもないためだろう。

学校制度は教育とは同義語ではない。学校と言う組織はホーレス・マンとシカゴ大学ハーパー、コロンビア教育大学のソーンダイクと言った人々が構想した大衆を厳しく管理することが目的であった。つまり、学校は公式通り行動する人間、コントロール可能な人間を生み出すために作られたのである。

その結果、社会は階層化が進み「支配階級」だけに自立と個性が許され、それ以外の大衆は自分の頭で考えることは望まれていない。従うことになれた人はひたすら言われたとおりに手を動かして得たわずかな稼ぎをテレビやばくちに費やすだけで、自分の頭で考えることをしない。

要するに、他人に対しても、自分に対しても、役に立たずに生涯を過ごすのだ。

こうした悲劇の原因は、ポール・グッドマンが言ったように、ばかげた学校制度にある。同じ年齢、同じ地域の人をまとめて監禁するような制度に従うことは、人生を台無しにすることに他ならない。それは人間のあらゆる可能性を奪い、人々を過去や未来から切り離して、ただ連続する現在にとどめようとするものだ。

情報化がこれ以上進めば極少数の支配階級と少数の未来への開拓者(科学者、芸術家、実業家)以外は、現在に生きることに精いっぱいになるだろう。未来を生み出すのは空想力であり、集中力だ。学校はそのいずれも押しつぶすことに夢中になっている。

チャイムの音で集中力を断ち切って教室を移動させ、プライベートな時間にまで踏み込んで「宿題」をやらせようとし、テストの成績という単純な記憶力でふるい分けをする学校。そんなところで伸び盛りの子ども時代を過ごさせるのは実に愚かなことである。


2014年11月30日日曜日

学校不要論 勉強より遊びだ

学校へ行くと机の前に座って勉強をする。
体育の時間やら部活で体を動かす
サッカーや野球でチームプレイを学ぶ。
一見、脳と体を鍛えるのは正しいように見える。
でもこれらは間違えているとは言わないが
大事なことを見落としている。

少年時代に一番大事なことは子どもだけで遊ぶことなのだ

3.勉強より遊びだ

今の子どもたちはゲーム機を使って遊ぶがこれはあまりよくない。

体を使って子どもだけで遊ぶ、これは少年時代にしかできない。

サッカーや野球、バレーボールやラグビー、いろいろあるが、

いずれもスポーツでありルールが決まっている。

スポーツ教室でサッカーをやればルールを教えられる。


子どもが遊ぶということの大事な点は、

子どもだけで遊ぶことだ

そこに大人が関与してはいけない。

あれはだめ、こうしろと言われて遊んでいては学べない

子どもの遊びは自由でなければならない。

しかし、二人以上での遊びにはルールは必要である。

このルールを遊び仲間で決めること、これが大事なのだ。


息子はよく氷鬼をやっていた。

毎日毎日ひたすら友達と氷鬼だ。

息子に聞いた、なんで氷鬼ばかり毎日やって飽きないのだ

息子はこう答えた。

いろいろ遊んだが氷鬼が一番面白い、

毎日、同じことをしているように見えるだろうが、

昨日通用したことが、今日は使えない

相手の動きを予測してどう追いかけるか

どこで待ち伏せるかを考える。

考えると相手はそのまた裏をかいてくる

しかも相手は一人ではない、何人もの相手が予想外の行動をする

そのすべてを予測しないと勝てない。

だから毎回、毎回、展開が変わる、これがおもしろい

さらに、飽きてくるとみんなで集まってルールを変える

これは多数決なので、自分の意見が通るとは限らないが、

みんなと一緒に遊びたいので、

たとえルールが思い通りでなくてもそのルールに従って遊ぶのさ


こう聞いたとき、唖然とした。

これは大人になった時の仕事のやり方と全く同じだ。

学校で民主主義や、ビジネスのことを学ぶ何倍もの知識を

遊びから体験により身に着けているのだ

4歳ぐらいから12歳ぐらいまでの男女が一緒になって遊んでいる。

当然体力も俊敏さもかなり違うがそれもわかっていて

小さい子にはルールを微妙に調整している。

因みに周囲の大人は彼らの遊びに一切関与していない。

にもかかわらず、自然にやっていてそのことを大人に自慢したりしない、

あたりまえのこととしてやっている。

私がそれは凄いことだと言うと、「なんで?」と言う顔をした


学校で一斉授業を一方的に受け、さらに宿題で家の時間も縛られ

スポーツ教室やピアノ教室でも言われたとおりにやることを要求され、

夏休みも冬休みも山のような宿題に追われ

塾に通いそこでも一方的の教わる

さらには受験勉強でひたすら暗記を迫られ

こんな自己判断を認められないまま大学に入り自由にしろと言われても

指図なしで考えることをしたことがなくて、なにができるというのだろう

社会に出てからも指示待ち人間と謗られ、

ニートになり、引きこもりになり、
やけっぱちになると犯罪や薬に頼るようになる。

ブラック企業は学校で自己判断ができなくされた若者を利用している

学校は考えない人間を大量生産している。


子どもは10歳までは勉強させてはいけないと思っている。


10歳過ぎまで文字も知らなかったホームスクーラーが
突然勉強すると言いだして

16歳には大学に入学するまでになった人もいる。(日本ではない)

そうなると本人、勉強したくて大学に来ているから

学校を卒業してきた子より優秀だったそうだ


時代は海図のない時代に入った。

指示通り行けば人生を全うできるという時代は20年前に終わった。

この先世界中の格差は拡大し、日本は徐々に貧しくなる。

言うなら、平安時代から戦国時代に突入したようなものだ

今までの価値観は通用しない。

そういう時、生き残る為には


  • 常識を疑う
  • 協働関係を結ぶ


この二つを上手にできること。

自由な遊びにはこの二つが満ちている。

2013年3月1日金曜日

アマゾンUSAでお買い物

息子に電気回路のおもちゃを買ってあげようといろいろと探したが、日本にはいいものがなかった。それでアメリカのアマゾンUSAを見てみると安くていいものがいっぱいあることに気がついた。

そこでアマゾンUSAから買おうとしたところ日本には送ることができないと断られてしまった。アメリカの友達に頼む手もあるが何かと手数をかけてもらうのも申し訳ないと、調べてみたところスピアネットという会社がアメリカで買った商品を日本に送ってくれることがわかった。

iPad miniのケースも日本にはほとんどない上に高いが、アマゾンUSAはずっと安くて種類も豊富で気に入ったものを見つけることができた。都合5点ばかり購入し、スベアネットに送るように手配をした。

ちなみにiPad用のスタイラスペンはボールペンもついていて1セントだったので、まとめて50本頼もうとしたら送料が3本以上だと高くなることが分かったので2本だけにした。

全部そろってからまとめて日本に送るようにスピアネットに頼むと直ちに手配をしてくれて、5日ほどして届いた。
届いた商品
梱包も上手にまとめていた。で開いてみたら安いと思って買ったNゲージの機関車がDCCのデコーダーだけだった。写真見たときは機関車だと思ったんだけど何でだろう。うーん、英語が未熟です。

息子が帰ってきて早速電気回路Snap Circuits Jr. SC-100を組み始めた。
電子回路
水の科学Clean Water Science
完成したろ過装置と2年前に買った顕微鏡
Clean Water Scienceには中に日本語の解説もついていてよかった。
息子に感想を聞くととても面白いといってくれた。手間隙かけた甲斐があったというものだ。

なお参考までに、かかった転送料は以下のとおりだった。
 送料:$28
 転送手数料:$33(5荷物同梱) 
 1荷物目:$9 
 2荷物目以降:$24 (4荷物 / $6)
 合計:$61

P.S. 英語が未熟ですのところを息子が繰り返し読んで、それ以降私が英語を訳してあげても怪しいと思ったら自分で辞書を引くようになりました。喜ばしいのか.........(^ ^;)

2013年2月24日日曜日

Hackschooling Makes Me Happy

すみこさんのお勧め動画です。

 13才のアンスクーラーの素晴らしいスピーチです。





Dear Chibiちゃんがスクリプトを探してくれたので載せます。ーすみこ

[Logan LaPlante - 13 Year-Old - Hackschooling Makes Me Happy]
[Logan LaPlante] Source: LYBIO.net
When you are a kid, you get asked this one particular question a lot, it really gets kind of annoying. What do you want to be when you grow up? Now, adults are hoping for answers like, I want to be an astronaut or I want to be a neurosurgeon, you’re adults in your imaginations.
Kids, they’re most likely to answer with pro-skateboarder, surfer or minecraft player. I asked my little brother, and he said, seriously dude, I’m 10, I have no idea, probably a pro-skier, let’s go get some ice cream.
See, us kids are going to answer something we’re stoked on, what we think is cool, what we have experience with, and that’s typically the opposite of what adults want to hear.
But if you ask a little kid, sometimes you’ll get the best answer, something so simple, so obvious and really profound. When I grow up, I want to be happy.
[Logan LaPlante] Source: LYBIO.net
For me, when I grow up, I want to continue to be happy like I am now. I’m stoked to be here at TedEx, I mean, I’ve been watching Ted videos for as long as I can remember, but I never thought I’d make it on the stage here so soon. I mean, I just became a teenager, and like most teenage boys, I spend most of my time wondering, how did my room get so messy all on its own.
Did I take a shower today? And the most perplexing of all, how do I get girls to like me? Neurosciences say that the teenage brain is pretty weird, our prefrontal cortex is underdeveloped, but we actually have more neurons than adults, which is why we can be so creative, and impulsive and moody and get bummed out.
But what bums me out is to know that, a lot of kids today are just wishing to be happy, to be healthy, to be safe, not bullied, and be loved for who they are. So it seems to me when adults say, what do you want to be when you grow up? They just assume that you’ll automatically be happy and healthy.
Well, maybe that’s not the case, go to school, go to college, get a job, get married, boom, then you’ll be happy, right? You don’t seem to make learning how to be happy and healthy a priority in our schools, it’s separate from schools. And for some kids, it doesn’t exists at all? But what if we didn’t make it separate? What if we based education on the study and practice of being happy and healthy, because that’s what it is, a practice, and a simple practice at that?
[Logan LaPlante] Source: LYBIO.net
Education is important, but why is being happy and healthy not considered education, I just don’t get it. So I’ve been studying the science of being happy and healthy. It really comes down to practicing these eight things. Exercise, diet and nutrition, time in nature, contribution, service to others, relationships, recreation, relaxation and stress management, and religious or spiritual involvement, yes, got that one.
So these eight things come from Dr. Roger Walsh, he calls them Therapeutic Lifestyle Changes or TLCs for short. He is a scientist that studies how to be happy and healthy. In researching this talk, I got a chance to ask him a few questions like; do you think that our schools today are making these eight TLCs a priority? His response was no surprise, it was essentially no. But he did say that many people do try to get this kind of education outside of the traditional arena, through reading and practices such as meditation or yoga.
But what I thought was his best response was that, much of education is oriented for better or worse towards making a living rather than making a life.
[Logan LaPlante] Source: LYBIO.net
In 2006, Sir Ken Robinson gave the most popular Ted talk of all time. Schools kill creativity. His message is that creativity is as important as literacy, and we should treat it with the same status.
A lot of parents watched those videos, some of those parents like mine counted it as one of the reasons they felt confident to pull their kids from traditional school to try something different. I realized I’m part of this small, but growing revolution of kids who are going about their education differently, and you know what? It freaks a lot of people out.
Even though I was only nine, when my parents pulled me out of the school system, I can still remember my mom being in tears when some of her friends told her she was crazy and it was a stupid idea.
Looking back, I’m thankful she didn’t cave to peer pressure, and I think she is too. So, out of the 200 million people that have watched Sir Ken Robinson’s talk, why aren’t there more kids like me out there?
[Logan LaPlante] Source: LYBIO.net
Shane McConkey is my hero. I loved him because he was the world’s best skier. But then, one day I realized what I really loved about Shane, he was a hacker. Not a computer hacker, he hacked skiing. His creativity and inventions made skiing what it is today, and why I love to ski. A lot of people think of hackers as geeky computer nerds who live in their parent’s basement and spread computer viruses, but I don’t see it that way.
On LYBIO.net you can find - The Largest community of text-script-video blogging service. http://www.lybio.net
Hackers are innovators, hackers are people who challenge and change the systems to make them work differently, to make them work better, it’s just how they think, it’s a mindset.
I’m growing up in a world that needs more people with the hacker mindset, and not just for technology, everything is up for being hacked, even skiing, even education. So whether it’s Steve Jobs, Mark Zuckerberg or Shane McConkey having the hacker mindset can change the world.
Healthy, happy, creativity in the hacker mindset are all a large part of my education. I call it Hackschooling, I don’t use any one particular curriculum, and I’m not dedicated to any one particular approach, I hack my education.
[Logan LaPlante] Source: LYBIO.net
I take advantage of opportunities in my community, and through a network of my friends and family. I take advantage of opportunities to experience what I’m learning, and I’m not afraid to look for shortcuts or hacks to get a better faster result. It’s like a remix or a mash-up of learning. It’s flexible, opportunistic, and it never loses sight of making happy, healthy and creativity a priority.
And here is the cool part, because it’s a mindset, not a system. Hackschooling can be used anyone, even traditional schools. Soo what does my school look like? Well, it looks like Starbucks a lot of the time, but like most kids I study lot of math, science, history and writing. I didn’t used to like to write because my teachers made me write about butterflies and rainbows, and I wanted to write about skiing.
It was a relief for my good friend’s mom, started the Squaw Valley Kids Institute, where I got to write through my experiences and my interests, while, connecting with great speakers from around the nation, and that sparked my love of writing.
I realized that once you’re motivated to learn something, you can get a lot done in a short amount of time, and on your own, Starbucks is pretty great for that. Hacking physics was fun, we learned all about Newton and Galileo, and we experienced some basic physics concepts like kinetic energy through experimenting and making mistakes.
My favorite was the giant Newton’s cradle that we made out of bowling balls, no bocce balls. We experimented with lot of other things like bowling balls and event giant jawbreakers.
[Logan LaPlante] Source: LYBIO.net
Project Discovery’s ropes course is awesome, and slightly stressful. When you’re 60 feet off the ground, you have to learn how to handle your fears, communicate clearly, and most importantly, trust each other.
Community organizations play a big part in my education, High Fives Foundation’s Basics Program being aware and safe in critical situations. We spent a day with the Squaw Valley Ski Patrol to learn more about mountain safety, then the next day we switched to science of snow, weather and avalanches.
But most importantly, we learned that making bad decisions puts you and your friends at risk. Young should talk, well brings history to life. You study a famous character in history, and so that you can stand on stage and perform as that character, and answer any question about their lifetime.
In this photo, you see Al Capone and Bob Marley getting grilled with questions at the historical Piper’s Opera House in Virginia City, the same stage where Harry Houdini got his start.
Time and nature is really important to me, it’s calm, quiet and I get to just log out of reality. I spend one day a week, outside all day. At my Fox Walkers classes, our goal is to be able to survive in the wilderness with just a knife. We learn to listen to nature, we learn to sense our surroundings, and I’ve gained a spiritual connection to nature that, I never knew existed.
But the best part is that we get to make spears, bows and arrows, fires with just a bow drill and survival shelters for the snowy nights when we camp out. Hanging out at the Moment Factory where they hand make skis and design clothes, has really inspired me to one day have my own business. The guys at the factory showed me why I need to be good at math, be creative and get good at selling.
[Logan LaPlante] Source: LYBIO.net
So I got an internship at Big Shark Print to get better at design and selling. Between fetching lunch, scrubbing toilets and breaking their vacuum cleaner, I’m getting to contribute to clothing design, customizing hats and selling them. The people who work there are happy, healthy, creative, and stoked to be doing what they are doing, this is by far my favorite class.
So, this is why I’m really happy, powder days, and it’s a good metaphor for my life, my education, my hackschooling. If everyone ski this mountain, like most people think of education, everyone will be skiing the same line, probably the safest and most of the powder would go untouched.
I look at this, and see a thousand possibilities, dropping the corners, shredding the spine, looking for a churning from cliff-to-cliff. Skiing to me is freedom, and so is my education, it’s about being creative; doing things differently, it’s about community and helping each other. It’s about being happy and healthy among my very best friends.
[Logan LaPlante] Source: LYBIO.net
So I’m starting to think, I know what I might want to do when I grow up, but if you ask me what do I want to be when I grow up? I’ll always know that I want to be happy. Thank you.

 

2012年9月5日水曜日

ネットゲームについて

新学年でもTake it easyなのだ~でコメントをいただきましたのでその件について改めて記事にしました。

息子は小学2年生です。私は勉強をしていることを自慢しているわけではありませんよ。(そう見えるかもしれませんが) 学校へ行かなくても必要であれば勝手に学ぶものだと言いたいだけです。だから世間の小学2年生が何を学んでいるかは余り興味もありません。

だいたい、いま子どもがどこまで知っているかはほとんど自慢の種にもならないでしょう。学習障害という考え方が最近言われるようになりましたが、これは大人の思い上がりではないでしょうか。子どものとき学校に不適合だった天才は数多くいます。(エジソン、ニュートン、アインシュタインなど) 私は人を学習障害と決め付ける方はその人のスケールが理解できないだけじゃないかなとすら思っています。

さらに突っ込んだ言い方をすると、10歳か12歳までは文字が読めなくたって大丈夫だと思っているのです。というより、その間に野山を駆け回って自然に触れたほうが大人になってから大きく成長すると考えています。ある日突然文字が読めないと困ることに気づき、そこから猛勉強を始めても間に合います。なぜならその子にとってとても必要なことだからです。

15歳までは釣りばかりして遊んでいた子が16歳から猛勉強してハーバード大学に入学したと言う話もあります。その人は卒業して国際企業に勤めディレクターとして世界を駆け回っています。彼は15歳までホームスクールで遊んだことが今の自分を形作っていると語っているそうです。

サドベリーバレースクールで4歳で文字を読み書きできるようになった子どもと、14歳までまったく文字を読めなかった子が卒業して二人で遊びに来た時のことです。やはり見学に来た人にこの二人のうちどちらが4歳で文字が書けるようになったか分かりますかと聞いたところ、その人がいろいろ聞いてもまったく見分けがつかなかったそうです。

人はそれぞれです。決して一つの枠に入っていないとすべてが失われるとは考えないほうがいいと思いますね。

息子に遊びに行こうと言うのですが、今はゲームに夢中です。

ネットゲームについて盛り上がっているようですが、ネットゲームの功罪はプログラマである私がよく知ってます。廃人になるかどうかはその人次第だと思うけど、子どもにやらせるかどうかについてはとても難しい問題ですね。
改めて私の考えを言えば「子どもは自らの才能を最大限に発揮するため、自らの信じるところに挑戦し、その結果からあらゆることを学ぶべき」だと信じています。

よくないと判っているからとて、無理やり止めさせることは子どもの主体性の育成という観点から見てできれば避けたいと思っているのです。基本的に自分からやめるように仕向けるように努めているけど、周りの子どもたちがみんなやっているのでとても難しいことです。とりあえずは息子と話し合ってゲームの時間を制限しています。

私自身パソコンゲームに夢中になったことがあり、ある日突然つき物が落ちたようにやめました。その経験からしてある程度やりきれば飽きると信じています。なかなか飽きませんが。

いずれにしろ、これはいいとかだめだとか大人が次々と指示していると、物事の判断を大人に依存するようになると思うのです。自分で考えて、自分の判断でやめて欲しいと思っているんです。
大変難しいことだとは思いますが、そこを乗り越えないと、大人になっても誰かの指示を待っているようになりかねません。会社を経営していますが採用した男性の80%は指示待ち人間で辞めてもらいました。興味があって彼らに親の躾を聞いたところ、すべて親から厳しい躾をされていたと話していました。

これからの時代、そんな依存した生き方では生活の維持すら難しくなると思うのです。

学校と言うところがまさに朝から晩まで子どもに事細かに指示しその指示に従うことが生きることだと教え込んでいます。それが私には耐えられないので、あえてホームスクール(私の場合はサドベリスクールですが同じことです)を選んだ理由なんです。
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コメントをいただくにあたって、異論のある方であってもご意見をいただけるのは嬉しいのですが、余り感情的にならずに落ち着いたやり取りができればとてもありがたいなと思っています。

2012年6月6日水曜日

卒業式謝辞

アメリカの高校の卒業式での総代エリカ・ゴールドソンさんの謝辞です。



エリカさんのホームページは
http://americaviaerica.blogspot.jp/p/speech.html

この映像はエリカ・ゴールドソンさんから掲載許可を受けています。

原文とその日本語訳です。 大変お粗末な翻訳ですから、ぜひご指摘ください。

2012年5月26日土曜日

ホームスクールの抵抗勢力

すみこさんが実践に基づき投稿しているので、私の出番はないのですが、こういう見方もあるというぐらいで、チョコちょこっと遠慮がちに。(どこが)

家族に反対されると結構大変ですね。
特に旦那さんに反対されるとこれはなかなかつらいと思います。で、夫婦で意見が分かれたときの対策は置いておいて、それ以外の家族の反対に対する私の考えを書いてみます。
まず第一にすみこさんも書いていますが、親権は当然親にあります。祖父母と言えども孫に対する親権はありません。法的に言えば他人と同じです。かと言って、同居している祖父母の場合は無視するのは大変難しいでしょう。

ホームスクールに反対する人たちは、99%普通に学校は経験していてもホームスクールを経験していないと言ってもいいと思うのです。と言う点で反対する人たちは思い込みでしかありません。
つまり、ポロパトを食べたことがない人がポロパトはおいしくないと決め付けているのと変わらないといえます。ポロパトを食べた人がいくらおいしいといっても食べないと分かりません。つまり水掛け論になり、どこまで行っても話は平行線なのです。ちなみにポロパトという食べ物はありません。

ホームスクーリングに対する周りの声(サンフランシスコ・イーストベイ編)

あと約3週間で息子のプリスクール生活が終了する予定で、(とはいってもまた2週間のお休みのあとにサマースクールがあるのだけれども・・・)いよいよそのあとはホームスクールが本格的にスタート!

で、この時期にほとんど毎日のように聞かれる質問はやはり
「来年、どこのキンダーに行くの?」

当然答えは「うちは来年ホームスクーリングの予定なの。(ニッコリ!)」

ホームスクーリングが浸透しているから、今までのところではものすごく否定的な反応はまだお目にかかったことがないし、少なくとも私の周りでは

「ものすごくいいことだとは思えるけれど、自分には出来ない」
「私にはやり遂げるだけの忍耐がない。」
「私と自分の子供とでは、良い関係が築けないと思う」

の3パターンの答えが多かった。

良いとは思っているけれど、自分が先生として子供を「教える」と思い込んでいる人が多かったり、あるいは自分が「すべての責任を背負い込んで子供を教育する」と思っていたり、学校をそのまま家庭に持ち込んでくるとか考えている人が多いことにちょっとビックリ。

で、あるママは「うちの子はね、じっとしていられないの。毎日外に出ていって友達と会わないと絶対に退屈するタイプ。だから、ホームスクーリングなんてムリだわ・・・。」

・・・って、「だったらなおさらホームスクーリングしたほうがいいよ~」っと喉まで出かかった言葉を抑えるのに必死だった私^^’ 学校に行ったら今以上 に机に縛り付けられて、決まったスケジュールをこなすのに精一杯で友達と遊べる時間なんて休み時間くらいなものではないですか。

きっと今の調子で行くと我が子は一日中レゴ漬けかな~。今もビックリなことに朝おきてレゴ、ご飯食べてそのあと2人ともレゴで遊び、プリスクールから帰っ てきてまたレゴ・・・。たま~にアルファベットゲームとかライミンングゲームをやりたい!というけれど、こっそりとしまったおもちゃの存在にも気がつかな いほどにレゴに夢中^^ この集中力、頼もしいな~と親ばか炸裂中!でも、本当に一つの事にかける時間が最近とくに長くなってきた。集団で何かをしなけれ ばいけない場所だったらコレが長所ではなく短所になってしまうのだな~と思うとものすごく残念ね。

話を元に戻すと、まだまだ本当の意味でのホームスクールは理解されていないと痛感!以上、来年の我が家の選択に関する周りの声のリポートでした^^

2012年5月24日木曜日

デモクラティックスクール

実は息子はデモクラティックスクールに半年前から通い始めました。

そのスクールはすべてを子どもたちの話し合いで決めるため、勉強する子もいればいない子もいるという、ある意味好き勝手しています。最もほとんどの子は遊ぶことに忙しくて勉強なんかしちゃいません。

自分としてはホームスクールのほうがいいと思っていたんですが、息子がどうしてもと言うので行かせています。

そこでは朝のミーティングがあり、メンバーの子どもたちが話し合いをしてルールを決めています。例えば、帰る前にみんなで掃除をするとか、出したものは出した人が責任を持って片付けるとか、スクール内の決まりごとはすべてメンバーが決めています。

スタッフとしておとなが一人か二人いますが、基本的に採決には参加しません。ただまったく参加していないわけではなく、ミーティングのとき議題の提案とか参考意見は出すようです。

息子に聞くとミーティングは面白いらしいです。らしいというのは朝のミーティングに保護者は参加しないので見たことがないからです。

でもデモクラティックスクールにも優れた点は多数あり、メンバー同士の話し合いで決着するので、おとなが関与する部分は多くありません。スタッフもメンバーの支持がなければ解雇されてしまいます。つまり、小さいときから自分の考えたこと、参加して決めたことの責任は自分に帰ってくるという体験をします。この民主的な決定方法は家庭ではなかなかやりにくく、どうしても親が誘導し決めてしまいがちです。またいろいろな齢や性別、人種が参加してくるので、刺激の多さから言えばホームスクールより大きいと思います。特に兄弟が少ない子どもにはその刺激はたまらない面白さでしょう。

スクールに迎えに行くとメンバーたちが掃除をしています。家でもやればというと「そうねえ」といいながらやりません。
また「やめて」と言われるとやめないといけないと言う決まりがスクールにはあります。本人がふざけているつもりでも、受けている側が嫌だと思えば、やめさせることができるということです。
今朝、息子が私にいつまでもちょっかいを出してやめないので、「やめて」と言いましたが、やめませんでした。それでスクールでは「やめて」と言われたらやめないといけないんじゃないのと言いましたが、息子はスクールと家は違うと言うので、何でと言うと、「じゃ、家で決めたルールはスクールでも守らないといけないの」と言われてぎゃふんとなりました。妻は両手を叩いて喜んでいました。

息子はスクールでは遊んでばかりです。何で勉強しないのかというと「そんな暇はない」といわれました。ジャどこで勉強するんだというと「家でお父さんから教わるから、いい」といわれました。

私がホームスクールがいいと考えている理由は「退屈」です。スクールはどうしても遊びに忙しくて退屈してボーっとすることが少ないと思うのです。人間の知性の元は知識だと思います。知識はいくら集めても知識の集合に過ぎず、知性にも知恵にもなりません。(原発事故で科学エリートが全員右往左往するだけだったという報道でも分かりますね) 
知識を知性にするためには「沈思黙考」が大事だと思うのです。頭の中で獲得した知識の相互関連を組み立てる作業が沈思黙考ではないでしょうか。(座禅もそうなのかもしれません)それがスクールでは遊びが忙しくてボーっと考えている時間が持てないような気がするのです。
退屈な時間はとても貴重だと思っています。その間に知性が熟成されると思うのです。

いろいろ考えると一長一短でどれがいいと決め付けられませんが、座って先生の言うことを覚えるだけの学校へ行くよりははるかにいいと考えています。

2012年5月21日月曜日

学校の辞め方 小学校編

今回は「小学校の辞め方」を書いてほしいとコメントがありそれに応えたいと思います。
コメントによれば小学生の子どもが学校に行きたくないと言い出して、行けなくなったという報告を学校にしたところ断続的に登校刺激を受けて困っているそうです。どうしたらやめられるかという質問でした。
私たちの息子は学校から特に登校刺激もなく、「学校に来れないのですね。分かりました」と言うあっさりした反応でひどく拍子抜けしました。だから経験談としてではなく、それまでに用意した仮想問答を今回書いておきたいと思います。

これはあくまで一例です。お子さんの心、学校の姿勢、先生の意図、そして地域の空気により、変えるところは変えて整理して咀嚼しておく必要があります。そのまま鵜呑みにしないでください。
もし先方が高圧的であればお父さんに出てもらうのは効果的です。いずれにしろ、絶対に興奮しないで、落ち着いて話をするようにしてください。

心がける一番大事なことは学校と対決または喧嘩するのは事態が複雑化するのでやめておいたほうがいいということ。万が一にも学校に戻るとき余計な心配が必要になります。
もう一つ、お父さんとお母さんの話す内容が一貫してぶれないことです。相手は先生ですから、論理のずれはすばやく見つけて突っ込んで来ると思います。
さらに、学校に戻るか戻らないかは本人の意思に任せて、親はあくまで本人の意思を大事にしていると言います。

問答例注:子どものところはお名前を入れてください
先生方にはご心配をおかけし、子どものためわざわざお時間をいただき申し訳もありません。
まず先生に確認しておきたいのですが、大事なことは子どもの現在と将来だと考えていますがそれには異存はありませんか。
#ありません
重ねてお聞きしますが、今回の件については学校の都合ということはありませんよね。
#そんなことはありません
だとすれば、わが子の現在と将来を心配しているのは先生方と私たち両親だと思うのです。
先生方にご心配いただいていることについては大変ありがたいことであり、心苦しいところですが私どもも大変心を痛めています。本人が学校へ戻りたいといえば喜んで送り出すつもりです。
さて、今回の不登校についてお聞きしたいのですが、このことで一番不利益を受けるのは誰でしょうか。

#お子さんだと思います
であるとすればいかなる不利益をこうむるとお考えでしょうか。
#将来の進学、就職でしょうか
仮にですね、子どもが中学卒業すればいいと考えているとすればいかがですか。
#それでは就職が大変では
そうかも知れませんね。ご心配頂きありがとうございます。でもそれでもかまわないと言うことであればいかがですか。
#将来困ることは目に見えているのに、子どもの気分だけで決めていいのですか
そのあたりは子どもとも何度も話し合いました。それでも学校に行きたくないと申しています。私の子どもの将来についてのご心配を考慮したうえでも、学校に行かない道を選んだとして先生はいかがお考えですか。
....
先生のご心配は私どもにもよく分かります。それは私たちも不安があります。しかしながらでは学校へ行ったから満足できる仕事に就けるという確証みたいなものを先生はお持ちでしょうか。できるのであれば、そういう保障をいただけると嬉しいのですが。
私たちは子どもが将来社会で生き抜けて行けるかどうかは、自分のことを自分で考えて決めることができることだと思っています。私たちはこれまで子どもを「自らのことを自分で考えて決めることができる」ように育ててきました。
今子どもは自分で考えて、学校を選ばないと自ら決めました。それを尊重してあげないとこれまで育てた方向性を親自ら崩してしまうことになります。
今は行きたくないというのが子どもの気持ちです。いずれ気持ちは変わるかもしれませんが、今の気持ちに私たちは沿って行きたいと考えています。

#学校教育法では子どもは義務教育を受ける義務があります
そうですね。学校教育法の16条、17条で子どもに9年間の教育を受けさせる義務が親にあるということは知っています。そのために罪に問われたとしても、私たちは子どもを守りたいと思っています。それに平15.5.16 文科省通達では「不登校については,特定の子どもに特有の問題があることによって起こることではなく,どの子どもにも起こりうることとしてとらえ,関係者は,当事者への理解を深める必要があること。」とされています。それ以降は不登校がゆえに罪に問われたケースは皆無と聞いています。18条の例外規定が適用されているんじゃないでしょうか。
子どもにとって親は最後の砦だと思うのです。子どもを守るためには命も賭けるつもりだってあります。

ご心配いただいていることには感謝してもし切れませんが、このようにわざわざおいでいただくことで子どもの精神に与える影響として次のように言われています。
ストレスをとるために副交感神経が働きだし、1日に10時間以上寝ている長時間睡眠がおき、昼夜逆転の生活が始まった時や母親に対して、年齢不相応に甘えだす退行がおき出した時は登校刺激を絶対に控えましょう。
長時間睡眠ではストレスの発散を行い。退行は情緒を安定させるために行う生理的な自然な行いです。それを理解せずに、継続的な登校刺激を行なうと状態の悪化を招き、神経症や自律神経失調の原因になります。また、ひきこもりの長期化を招いてしまうこともあるので十分に注意しましょう。

子どもの場合はまさにそのような状況です。このままで神経症を発生するようなことがあれば私たちも大変な覚悟をしなくてはいけなくなります。ぜひ先生方には私どもの努力にお任せいただき、しばらくご猶予をいただけるようにお願いしたいところです。

#なぜ学校へこれないのですか
私たちはよく分かりません。大変恐縮ですが先生方のほうが毎日学校で子どもの姿をご覧になっていたと思うのです。理由は先生方のほうが詳しいのではないでしょうか。
#いえ、今学校に行けないとお子さんが言っている理由です
それもよく分かりません。子どもに聴いても詳しく説明してくれません。たぶん思い出したくないのだろうと慮ってそれ以上聞いていません。行く気になれば行くと思います。

これからも何かあれば先生方とご相談しながら進めて行きたいと思っています。なにとぞよろしくお願いいたします。

概略以上ですが、学校側は想定以外の発言があると思います。その場で答えないで時間をもらうようにしてください。またどなたか、実際に学校とやり取りされた方の経験談などを投稿していただければ嬉しいと思います。

幸運を祈ります。

PS このページは参考になります。http://www.homeschool.ne.jp/homeschool/jissenki.pdf

美と健康のブログに「喧嘩はあきまへんで...」 があり、参考になります。

2012年2月6日月曜日

節分パーティー

子どもたちが8人集まって節分パーティーをやりました。

いつものメンバー以外にテンモーさんとお子さん2人も
参加してくださり、にぎやかな一日でした。

最初は豆まきで子どもたちの希望で私が鬼です。

さんざん豆をぶつけられて、痛い痛いと言いながら逃げ回って、
最後に子どもたちは歳の数だけ豆を食べました。
私も歳の数だけ食べようかなと言ったら、
なくなっちゃうと猛反対されました。^ ^;


その後子どもたちだけでロフトに行って、
ブロックス、それはオレの魚だ、将棋など
なにやら思い思いのゲームで遊んでいました。
やりたがっていた子どもが来れなかったので
カルカソンヌはやらなかったようです。

親たちは学校の話や四方山話に花を咲かせました。
テンモーさんのタイの話はとても楽しかったですよ。

この次はみんなでキャンプをやりたいと思っています。
そのときはこのブログで参加者を募ります。

2011年12月1日木曜日

常識??

9月からバイトをはじめ、家族以外との会話が増えました。
バイト先には高校生、大学生もいます。
みんな一緒に働きやすく、良い子達です。

中でもSちゃんという子が特に良い!まだ15歳です。
sちゃん、いつも笑顔でとっても明るい。
ある日、彼女に『平日にお仕事してて大変ね。学校の宿題とかもあって時間が足りないんじゃない?』と聞きました。
すると『大丈夫よ。私、ホームスクールなの。』と!

も~、びっくりです。
でも、なぜSちゃんがスーパーNiceなのかがこれで良く分かりました。


仕事をしながら、皆との会話もあります。

N君(18歳、高校生)が私の子ども達の年齢を聞きました。
そして、学校の事も。
『ホームスクールだから学校へは行ってない。』と答えると、なぜ?と帰ってきました。
なぜ?

う~ん・・・・

子どもらしく育って欲しい、ちょっと変わり者に育って欲しい。個性的でも良い。とか?
私の英語力では上手く説明できません。
う~ん。とりあえず簡単に、正直に、

『Weird(風変わりとか変なとか)に育って欲しいから。』

どうしてWeirdに育って欲しいの?
具体的にWeirdってどういう意味で? 

など質問攻め・・・・

あぁ、面倒だ。ほっといてくれ。

上手く説明できないわ。と言うと今度は、
『学校へ行かないとcommon sense(常識)が分からないんじゃない?どうするの?』

もう私、・・・・・・・です。でしょ?

学校で身に付けるものがCommon Senseなの?

はぁぁぁぁ?そんならCommon Senseなんぞ い・り・ま・せ・ん!

学校へ行っていた人のいったいどれだけがCommon Senseを身につけているというのよ??

私。『Common Senseは習い事とかでも一応身につけることはできると思うよ~』なんて答えておきました。


N君。『勉強は?子ども達に教えているの?』

私。『まぁ、それなりに。でも、教えるというよりかはかってに本を読んで楽しんでるよ。』

(アンスクールとは言っていないので、「いつも勝手に遊んでます」とは言わないでおきました。
上の会話からも分かるでしょ?いちいち反応されても面倒だもの。)

N君。『それじゃぁ、ただのBook Smartにしかならないね。学校ではもっと色々なことを学ぶよ。』*BookSmart.ようは、教科書などからの知識しか身につけていない人。

・・・・・・・・

わたし、超頑張った!笑顔を絶やさず、声もSweet(優しい感じ)を心がけ。
偉いぞ わ・た・し!
も~、心の中では放送禁止用語炸裂?!あはは。

確かに、本は読む。そこから得る知識も多い。
じゃぁ、それを暗記して終わり?それは学校ですることでしょ?
アンスクーラーはそこで終わらないよ?だって、時間が限られていないから。
科目別に勉強する必要も無いし。
興味があれば突き進む。飽きたらいったんお休み。
暗記という行為は行われていないんじゃないかな?
だって、一所懸命覚えようとしているわけではないし。
楽しいから、『勝手に』頭の中に入って行っているように見える。

知識として頭に入れておしまい?

まさか!

そこから、踊りになって、劇になって、クラフトになって。

学校で、科学を勉強して、テストして、その後に踊ります?歌います?ミュージカルをします?クラフトします?

科学に興味を持った日は、一日中サイエンティスト。歌うサイエンティスト、踊るサイエンティスト、サイエンティストでアーティスト。自由。


本を読んでそこから知識を得るからって、Book Smartになるわけじゃないんだよ。
学校へ行かないからって、常識が無い子に育つわけじゃないんだよ。
それと同じで、学校へ行ったからって、常識のある大人にはなれないんだよ。
そもそも、常識って何よ?学校へ行って得る常識って?



なかなか面白い会話でした。
現役高校生と会話して、

『よし、やっぱり我が家はアンスクール!』と思ったのでした。

チャン、チャン。
終わり。

す~みちゃんに言われて書いてみたけど、
だから何?って感じの記事ですね。ごめんなさい。

2011年11月25日金曜日

脳から見たアンスクール

人間は約600万年前に二本足歩行に転じ、
両手を歩行に使わなくてよくなりました。
その結果、道具を使うことにより急激に脳を拡大してきました。

人間の脳は大脳と小脳と脳幹で構成されています。
大脳は大脳皮質と大脳辺縁系と大脳基底核でできています。
小脳は主に体の動きを制御していて、自転車の乗り方を覚えるのはここです。
脳幹には間脳、中脳、橋、延髄があり生命の維持および脳と体を連絡しています。

今回はこの中で大脳の中でも大脳辺縁系の話。

2011年9月20日火曜日

城めぐり

息子は歴史が好きで、この間飛鳥、奈良、京都と旅行したが、
他の都も見てみたいと言い出した。
鎌倉と江戸はすで見ているので、後は大阪かなと考えたが、
大阪城はコンクリート造りだし、ついでに姫路城も見に行こうかと調べたら、
修理中で素屋根がかけられていて外から見れない。

仕方ないので、他に行ってみたいところを探したら、
姫路城の他に犬山城と彦根城と松本城が国宝になっていた。
松本城は少し離れているので、犬山から彦根に行こうと考えた。

息子に国宝ということは江戸時代の木造のままだと思うけど
見てみたいかと聞くと、もちろん行きたいと叫んだ。

新幹線で名古屋、そして名鉄で犬山へ行き、
犬山城を見て一泊し、翌日彦根城を見て、
米原から新幹線で帰ることにしたが
初日犬山城だけでは時間が余るので明治村にも行くことにした。

犬山でレンタカーを借りて、妻の運転で犬山城に行った。
運転は私の方がうまいんですが、免許を取り消されて運転できません。
妻は免許を取って数回しか運転したことがないから、とっても怖くて私は横で寝てます。

犬山城は1575年室町時代に作られた日本最古の城であり、
織田信長の叔父、織田信康が築城し、その後城主が
入れ替わり最後に徳川家の重臣成瀬正成が入城し、
幕末まで代々成瀬氏が城主を務めた。
明治維新の時の廃城令により天守閣を除いて解体された。
犬山城

犬山城はそれほど混んでいなかったのですぐ見て回ることができた。
天守閣からみた景色は木曽川がすぐそばを流れていて、なかなかの絶景であった。
犬山城‐天守閣
手すりや突き出しの床が傾いていて少し怖かった。


息子は城に興味があって、明治村はついでという気分だったが、 
レンタカーで明治村に着くと夢中になって建物を見て回っていた。
私は子どもの頃、親に連れられて行った帝国ホテルを見たくて行ったが、
一番最後に入ることができた。懐かしい ^ ^
明治村入口 
 明治村は結構広くて建物も多く、午後からではとても見る時間が
足りなくて、半分ぐらい見られなかった。
村にSLや市電があったが、今回はなぜか動いていなかった。
明治村-帝国ホテル
 息子にまた来る?と聞くと「もう一度来た~い」と言った。
犬山城はどう?と聞くと、「もういい」と答えた。

レンタカーを返してから、川を挟んで犬山城が見える
日本旅館に泊まって、温泉に入った。

ガイガーカウンターで調べたら神奈川より線量が高くて驚いた。

料理はとてもおいしかったが、
息子はバイキングじゃないとぶうたれていた。

次の日はJRの鵜沼駅から乗って彦根まで電車を乗り継いで行った。


彦根城は琵琶湖に面し、
1622年徳川四天王のひとり井伊直正が関ヶ原の軍功で与えられて、
その子井伊直継のとき完成した。
江戸時代の末期に井伊直弼の居城として有名。
彦根城
彦根城天守閣

彦根城を見て時間が余ったら琵琶湖にでも行こうかと言っていたが、
城は中が広くて見どころも多く、そのうえ人がいっぱいで、
天守閣に入るだけで60分待ちでとても無理だった。
平日ならすぐ入れますと言われたので、また来るなら平日に来たい。
ホームスクーラの特権
息子が鎧兜
 犬山城もそうだったが、彦根城の天守閣も階段が恐ろしく急で怖かった。
昔の人は重い鎧を付けて闘いながら上がったり降りたりしていたのだ。凄い

帰り、彦根を出て米原から新幹線に乗ったが、
米原で夕食にしようとしたら、なんと米原にレストランが一軒しかなくて
かろうじて閉店直前に入れたが、危うく食べそこなうところだった。

今回の旅行では息子は電車の切符を記念に貰って帰ることを覚えて、
家に帰ってから日記に何事か書いてから、貰った切符を貼っていた。

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2011年9月9日金曜日

サッカーで遊ぶ

うちの近くにホームスクーラーが一人いて、その親子と一緒にサッカーをやった。

ホームスクーラーの弟も一緒に来たが、
まだ学齢前なのでサッカーより滑り台がいいようだ。

ホームスクーラーの二人とも放っておくとネットゲームばかりやっていて、心配だし
何とかしなくちゃと思って誘ってみた。するとすぐ二人ともすぐ乗ってきた。

公園の中に割と広いグランド風になっている場所があり、
夏休みは野球やサッカー等をやる子どもたちでいっぱいだが、
学校が始まるとガラガラになるので、スペースをいっぱい使える。

最初は4人でやっているのを横で見ていたが、一緒にやろうと言われて参加した。

親二人+学齢前児 対 子供二人で試合形式で始めた。

適当に遊ぶつもりだったが、走っているうちに目一杯やってしまう。
彼の父親は子ども相手に余裕を持って、球遊びをしている。
私も適当にやろうとするのだがすぐ忘れて夢中になってしまう。
サッカー

子どもたちを見ると、二人で肩を抱いて何事か作戦を練っている。
走り出すと、声を掛け合ってパスを回したり、突破したりしている。

ついこの間まで、ボールの蹴り方や、パスの出し方を教えていたが、
今では子どもたちが考えて、やっている。

成長していく姿を見ているとなんか嬉しくてジーンとしてくる。

てなことを考えながらボールの取り合いをしていたら、
足がもつれて転んで、何か所も擦り傷を作ってしまった。
いい歳をして転んじゃったのか、いい歳しているから転んだのか。


2時間も走り回ったのは50年振りだ。でも、これが結構面白い。

遊びも終わりになって、授業が終わって遊びに来る子どもたちが何人か来たが、
その子どもたちより、ホームスクーラーの子どもたちの方が
明るくて、子供らしいと思った。(親のひいき目です。たぶん)

結局、初日は子どもたちの勝利で、二日目は引き分けた。
子どもたちは明日もやりたいと言っていたが、次は月曜日にと言って別れた。
 運動不足だからちょうどいいので、子どもがやりたがるなら
これから毎日でもやりましょうと親同士は話をした。

三浦雄一郎は65歳でメタボで糖尿病や高血圧もかかえていたそうだが、
トレーニングを開始して、75歳でエベレストに登頂した。
私だって、頑張れば富士山ぐらい登れるかもしれない。(無理だっちゅうの)

それにしても明日筋肉痛がひどくなりそう。クエン酸飲んどこっと。

2011年8月16日火曜日

ホームスクールの本

ホームスクールを始めるにあたって関連本を探しました。必ずしもホームスクールがテーマではないが、流れを知る意味で載せた本もあります。

翻訳本
■教育のない学校--全米を席巻した衝撃の脱学校論 ★☆
カール・べライター

Must We Educate?
by Carl Bereiter
1975/8

ホームスクールの本というわけではありませんが、この時代としてはかなり先端的です。
私達は自分の子どもをどのように育てるかを決める権利を持っていますが、他人の子どもをいかに育てるかということを決める権利はありません。教師という職業だけがそれを認められていますが、それはとても奇妙だと書いています。
ベライターは学校を教育、訓練、世話と分けて考え、教育を不要であるとし、訓練はいわば自動車教習所の教官みたいな特定の技能の指導で、世話とは保育園の保母さんのような仕事だけをします。人格や知識は独習で学ぶべきだと主張しています。
少し読みにくいし、古いので読む必要はあまりないと思います。

■脱学校の世界 
イヴァン・イリッチ
De schooling Society
  by Ivan Illich
1977/10

イリッチの名前と脱学校論はとても有名です。ホームスクールというより反学校で、学校がいかに不合理であるかを主張し、独学の勧めをしています。 学校の問題点を整理し理論武装するにはお勧めです。

■21世紀の教育よこんにちは--新しい脱学校論 
ジョン・ホルト
Instead of Education  1976
  by John Holt
1980/3

イリッチに影響を受けて、ホームスクールという考え方を示した。
「教師たちは子どもの依頼心を強め、不安を高める。そして、その依頼心や不安を解消するのはいかに難しいかと言っているだけなのだ。」


■魂の殺人-親は子どもに何をしたか 
アリス・ミラー
Am Anfang war Erziehung
 by Alice Miller

親子の間の虐待の連鎖について書いた本ですが、学校というより教育そのものにも疑問を投げかけている。アリス・ミラーは教育という言葉には全く何の肯定的意味も見いだせないと主張しています。
私も親の虐待にあっているので、この本から染入るように大きな影響を受けました。感慨深い本です。

なんで学校にやるの--アメリカのホームスクーリング運動 
ジョン・ホルト
Teach Your Own - A Hopeful Path for Education
by John Holt
 1984/2

まさにホームスクールのバイブル的存在です。大部ですが、読みやすいので一気に読みました。 ホームスクーラーは一冊は持ってもいいと思います。ホルトはイリッチの影響を受けています。


学習の戦略-子どもたちはいかに学ぶか 
ジョン・ホルト
How Children Learn Revised Edition  1970
 by John Holt
1987/6

ホルトの初作品
もし、この字は何と言い、あの字は何と言うのかと、絶えず子どもたちに質問し、直観に過度のプレッシャーをかけると、とかく、こうした直観に衝撃を与えて バラバラにし、子どもたちに、自分は何も分からないし、理解できず、自分たちが知識を持っているのに、私たち大人に頼らねばならないと信じ込ませてしまいがちです。
この本は日本では入手不可能になっています。図書館で頼めば出してくれるかもしれません。


教室の戦略-子どもたちはどうして落ちこぼれるか 
ジョン・ホルト
How Children Fail Revised Edition  1969
by John Holt
1987/6

生徒に対し行われたこと、そのすべては学校苦しく危険な場所と化すことだった。生徒の頭にあるのは、逃げることと身を守ることだけ。だからほとんどなにも学べないし、学んでも生かせないのである。
子どもたちが学校に行くことで落ちこぼれて行く理由を解説している。

鎖のない学校--ある家族の独立宣言 
ナンスィ・ワレス 
Better Than School by Nancy Wallace Introduction
by John Holt
1990/2

アメリカの家族が二人の子供を家庭で育てた日常を書いている。ホームスクーラーは家庭ごとにやり方が全部違うので、あくまでも参考として読む分にはおもしろい。
序文にホルトが寄稿しているようにホルトとは親しい。

楽園のつらい日々  
デビッド&ミッキ・コルファックス
Hard Times In Paradise
  by David and Micki Colfax

大学で教えていたコルファックスとその一家がカルフォルニアの山中に暮らしながら、二人の実子と二人の養子を育てて、3人がハーバード大に、一人は音楽家にしたホームスクールの実践記録である。
人気のない山中で、家族一丸となって生活を切り開く苦闘と、それが子どもに最高の教育の場を与えたと感じた一冊であった。

学校は義務じゃない--イギリスのホーム・エデュケーション実践の手引 
エデュケーション・アザワイズ
School is not compulsory
  by education otherwise
1997/4

イギリスの場合のホームスクールの進め方を書いていて、日本との違いが大きい。また出版の時期も違うので今読む必要はないと思う。

ホームスクールの時代--学校に行かない選択:アメリカの実践 
マラリー・メイベリー他
Home Schooling:Parent as Educators
 by Maralee Maybery,J.Gary Knowles,Brian Ray,Stacey Marlow
1997/9

1990年代にワシントン州、ユタ州、ネバダ州のホームスクーラー相手の調査の結果をまとめたもの。

Q&amp;amp;A たのしいホームスクール--学校・不登校・フリースクールではない第4の選択 
リンダ・ドブソン
The Homeschooling Book of Answers
by Linda Dobson
2000/2

はじめに相澤恭子氏と津田玄児氏の対談があり、そのあと多くの人たちが質問に対して、答えています。ホームスクールに疑問を持つ人は読むといいかもしれません。

義務教育という病--イギリスからの警告 
クリス・シュート
Compulsory Schooling Disease:How children absorb fascist values
by Chris Shute
2003/2

イギリスの元教師のシュートが教育の現場で苦労してきて、ジョン・ホルトの影響でホームスクールに目覚める家庭と、実践例を説明しています。


バカを作る学校--義務教育には秘密がある 
ジョン・テイラー・ガット
Dumbing Us Down  The Hidden Curriculum of Compulsory Schooling
by John Taylor Gatto
2006/9


この本がホームスクールという考え方に図書館で出会った最初の本です。それまでは学校へは行くものだと思っていました。衝撃でした。図書館で2回借りて読み、蔵書にするため購入しました。
ニューヨーク市1990年最優秀教師の元教師のガットが学校が「読み書き計算なら百時間で学べるのに、学校は12年間も拘束して、1.一貫性の無さ、2.クラス分け、3.無関心、4.感情依存、5.知的依存、6.条件付き自尊心、7.監視の7つの教育方針で子どもの肉体、道徳、知性を麻痺させ、取り返しのつかない恐ろしい影響を与え続けている。」と語っています。


ちょっぴりホームスクーリング考えています?--15家族があなたにできる方法伝えます  
リサ・ウェルチェル
So You're Thinking About Homeschooling?
by Lisa Whelchel
2006/12

実際にホームスクールをしている家庭に訪問して会話をしているように勉強の状況や家庭の雰囲気を伝えてくれる。色々な家庭があり、色々なホームスクールがあることが分かります。

ホームスクーリングに学ぶ ★★
リンダ・ドブソン
What the Rest of Us Can Learn from Homeschooling
 by Linda Dobson
2008/7

ホームスクールを行っている親が公立などの学校に行っている子どもの親たちに、ホームスクールでやっている学習方法を取り入れることで優れた効果が上がるとして、具体的な勉強方法を書いています。
この中でおもしろいと思ったこと。"考え事をするとき口に出して考える"ようにすると、子どもたちはそれに関与してきてくれる。 




ここに書いてある感想や★の数はあくまで私の感想です。今回は私が読んだ翻訳本ですが、邦書も何冊かあります。機会があれば投稿したいと思います。

2011年8月3日水曜日

ホームスクール失敗例の巻

とうはんさんの過去の記事に、このようなことが書かれていました。

誰でもホームスクールが可能かといえば正直向いていない家族もある。子どもを虐待する家庭は論外だが、以下に挙げる家庭はホームスクールには向いていない。
1.厳しいしつけをする家庭

2.過保護、過干渉の家庭
3.テレビ漬けの家庭
4.親が本を全く読まない家庭
5.父親が子育てに無関心な家庭
6.自然に関心がない家庭

まったくだ~と深くうなずく私。

そこで、ホームスクール失敗例を一つ。
ご近所で、去年の9月~12月までホームスクールをした家庭の話です。お子さんは5歳と7歳。

ホームスクールを始めた理由は
1.小学校&キンダーに通わせていると、子供と過ごす時間が短すぎてむなしい。

2.先生よりも効率よく子供に勉強が教えられる自信がある。

このお母さん、私とは対照的で"主婦の鏡"のようなお方。おうちはいつもピッカピカ。手先が器用で何でも手作り。

さて、スクール@ホームを始めた彼女。問題が解けないと休み時間も無し。読書、計算問題、はたまた生活面もポイント制で、ポイントがたまると、物を買ってあげるというスクール。

彼女にアンスクールを勧めてみましたが、「上の子はアートが好きだからアンスクールにしたら、一日中、絵を描いてると思う。アーティストは特別な才能がない限り、お金が稼げない。子供たちには将来、経済的に安定した生活ができるように、役に立つ学部に進んで欲しい。全ての子供が銀龍の息子みたいに、様々なことに興味を持つわけではない。」と言われました。


2ヶ月が過ぎ、彼女の子供たちが「お願い学校に行かせて~!」ということに。このおうちのホームスクール3ヶ月ちょっとで終わってしまいました。

これ、どう思います?