2011年7月31日日曜日

またまた、アメリカウィスコンシンより










今日もずうずうしく、とうはんさんのブログに投稿しているアメリカのホームスクールmomの銀龍です。



この写真は(わざとぼかしましたが)息子&友達のホームスクーラー(アンスクーラー)のみんなの映画制作の様子・・・と言うより、記念撮影です。

満面の笑顔坊やがうちの9歳男児。


13歳の映画監督志望の女の子Aちゃんの元に4歳から17歳までの子供が集まって、撮影しています。目的は、コンテストに参加とか言う理由ではなく、"楽しいから"というだけです。

ホームスクーラーは人種、年齢、男女関係なく友達になれるのがステキです。
特に私が感動するのは、ティーンエイジャーの子供たちが、すれていなくて、大人ときちんと会話ができ、また小さい子をよく可愛がることです。

14歳のPちゃんが「学校に通う子は、学校と言う建物の中の一つの部屋に、同級生と先生だけという、社会と切り離された不自然な環境下にいる。ホームスクーラーは実社会の中で生きている。親との絆も強い。だから、ティーンでも大人と会話をすることを恐れていない。」と言っていました。う~ん、うなずける。


写真に写っている身長190センチの16歳の男の子は、乗馬の大会に参加し優秀な成績を収めています。自分の馬の飼育も責任を持ってしているそうです。資金はオーガニックファームで働いて稼いでいます。


2番目に背の高い16歳の男の子は、お母さんのビジネスのお手伝いをしています。会社のホームページ製作も彼がしました。

とっても頼もしいティーンズを見ていると、親としては安心してホームスクールができます。


以上、ウィスコンシンからのホームスクール便りでした。


p.S.子供たちの年齢を2人ほど間違って書いていたので、編集しなおしました。これでばっちり。



































2011年7月29日金曜日

キュボロ

誕生日のプレゼントに買ったキュボロ、
これまでのところ毎日遊んでいる。

買ってよかった。

キュボロとはようするに積み木とビー玉を組み合わせたようなもので、
5センチ角の積み木に溝や穴を掘ってあって、ビー玉を上から転がすと
思わぬところがら飛び出してくるようになっている。
空間構成の勉強になるかなと思って買ってきた。

パッケージには5歳以上となっているが、店の人に聞いたら、
5歳だと親が組んであげ、子どもはビー玉を転がして遊ぶ程度だが
7歳以上だと、自分で組み立てることができて、夢中になりますね。と言われた。

最初サンプルを見ながら2,3作っていたが、次には自分で考えて組み始めた。

まず全体を考えて、必要なキューブを探して積み上げていく。
できたら、とりあえず転がしてみて、思い通りいくかどうか確かめる。
うまくいかないと、どれかを少しずつ動かして調べる。
とまあそんな具合に試行錯誤しながら組んでいく。

キュボロ初めての作品
親はほとんど説明らしきことも言わなかったのに、組み始めたら早いのに驚いた。
うちの息子、銀龍さんの息子さんほどの天才性はないが、
理数系はそこそこ秀才だなと思った。

彼は面白いと思うと、結構集中して取り組む。
そのかわりつまんないと思ったら、見向きもしない。
テレビを見てない子はだいたい集中力があるような気がする。

そんな彼にも同い年の友達はいて、時折遊びに来る。
この子も学校へいっていない。

二人でキュボロをやっているのを見たら、
両方から転がしているのを見て、なるほどと思った。
二人でキュボロ
その内、二人でキュボロとおもちゃのお金を使って、何事か勝負を始めた。

ビー玉を転がしてこれに当たったら800円、あれは1200円とか決めてやっていた。
やったー!
3個だから、えーとえーと 2400円だ!
二人が意味不明なやり取りしているのを見ていて
まるで算数の勉強しているみたいだなと思った。

学校へ行かんでも放っておけば、みんな勉強するもんだ。

自分でやろうとしたとき、横から教えようとするので嫌になっちゃう。
教えてほしい時は聞くから、それまで待ってて!
と息子は言っていた。

追加情報
こんなページを見つけました。WEBでキュボロ
これならタダで試してみることができます。
よさそうと思ってから、買うのもいいかもしれません。

2011年7月28日木曜日

日本のホームスクール

銀龍さんのブログを読んでみて、日本のホームスクールの周回遅れというより、日本人の意識の問題を考えざるを得なくなった。これを整理しないとなぜ日本がアメリカに追いつけないかが分からない。

 日本人の特徴
日本人の特徴を取り上げるとよく言われることだが、
1.礼儀正しい
2.勇猛果敢
3.無計画無鉄砲
が上げられる。でもこれらの点は一つの特性をいくつかの言葉で表現している。

いくつか例を挙げたい。

2011年7月25日月曜日

アメリカのホームスクール (by銀龍)

アメリカの教育の選択肢
 アメリカは日本と違って、私立学校、オルタナティブスクール、ホームスクール、チャータースクールなどたくさんの教育の選択肢があります。私たちの選んだホームスクールは、「子供を学校に通わせないで育てる。」というアメリカ、イギリス、カナダなどの多数の先進国で合法の教育法であり、現在約200万人以上の子供がホームスクーラーとして生活しているといわれます。(申請が不必要な州もあるのではっきりとした数は不明)
 選択理由は家庭によって違います。思想、宗教、英才教育、学習障害、一度学校に通ったが子供にあわなかった、私立の学校に通っていたが不景気のためホームスクールに切り替えたなど、多様です。

アメリカのホームスクールの法律
 全ての州で合法ですが、州によって法律が異なります。厳しい州では、親の資格が問われたり、学習記録を提出する、テストを受けるなどの義務があります。それに対して、申請すらも必要がなく何の規定もない州もあります。

 私たちの住む州は、必修科目と学習時間は決まっていますが、学習記録の提出やテストを受ける義務がありません。教育委員会などに出向くことも、電話で会話することもなしです。親の資格も問われません。申請は年に一度。方法は、オンラインアプリケーションで、1分もかかりません。

法律について詳しく知りたい方はHSLDA(Home School Legal Defense Association
)のホームページを参照してください。http://www.hslda.org/laws/default.asp

ホームスクール支援
1)公立学校による授業:私の住む地域の公立学校では、ホームスクーラーが受講できる教科があります。(我が家は利用していません)
2)ホームスクールグループ:各地に宗教ホームスクールグループ、非宗教ホームスクールグループがあり、情報交換や、親や子供の企画した、勉強のグループ、ボランティア、レクレーション、スポーツ、アート、演劇、フィールドトリップなどの活動が行われています。もちろん強制はなく、好きなことを選択して参加します。
3)充実した公共施設:私たちの住む街は学園都市で、教育施設が整っていて、図書館、大学、ミュージアム等で、ホームスクーラーに限らず全ての子供に、教育的なイベントが無料で提供されているため、それを利用しています。全国の中でも図書館のシステムが優れていて、本が一人100冊まで借りられミーティングルームも無料で使用できます。
4)ホームスクーラー特典:ホームスクーラーは、本屋、クラフトショップ、コンサートホールなどでの割引が適応されます。
*政府からの援助金は無しです。


学習法
学習法も多様です。インターネットではホームスクールの“カリキュラム”や“オンラインコース”に関する情報はもちろん、多くの有用な情報を得ることが出来ます。
私の住む都市では、ホームスクーラー専用の様々な習い事もあります。
また、ホームスクールには“アンスクール”という、カリキュラムを使わず、子供が興味のあることを自由に学習するというメソッドもあり、我が家ではこのメソッドを採用しています。
このようにホームスクールでは家庭の方針や、子供にあった学習法が選択可能です。

大学入学
全国の全ての大学が、ホームスクーラーを受け入れています。元ホームスクーラーの熱心な学習態度が評価され、ホームスクーラーを優先する大学もあるほどです。もちろん、世界の大学ランキング1位のハーバード大学も偏見なしにホームスクーラーを受け入れています。
高校生の年代でテクニカルカレッジや大学の授業に参加し、大学の単位を 、とり始めるホームスクーラーも少なくありません。
この原稿は銀龍さんの依頼でとうはんが投稿しました。

2011年7月23日土曜日

誕生日

息子が7歳の誕生日を迎えた。今日はたまたま妻の母が来てくれて一緒にお祝いした。
彼はケーキが嫌いで、1年を通してほとんど食べない。
それでも誕生日だけはケーキを食べると言って買ってくる。

ローソクが7本ついてきたので好きなところに刺せばと言ったら、
とんでもない端に刺して、わきからはみ出たところを指差している(写真)。 
妻から誕生日祝いとして針で作ったお弁当セットを、
私からはキュボロをあげた。

前日にキュボロを買いに青山まで行って持って帰ったので重くて大変だったが、妻は息子に悟られないように彼が寝てから一つ一つフェルトを縫って作ったそうだ。ちなみに弁当箱もフェルトで作ったらしい。

なんか、妻が手間かけた分、自分は金で片付けたような気がして、負けた!と思った。

結局息子はケーキのイチゴは食べたが、甘過ぎると半分以上残してしまった。

お父さんが子供のころはケーキを食べたとき、あのケーキ丸ごと食べたらどんなに幸せだろうと思ったもんだ。というセリフは聞きあきたみたいで無視された。

2011年7月18日月曜日

ホームスクール四つの誓い

みかんさんのブログを見て、私なりに考えていることがお役にたてばと考えました。
全く見当違いであれば、お許しください。

ホームスクールをするにあたって決めたことが四つあります。

一つはテレビを見ない。
二つは叱らない。
三つは意見を聞く
四つは勉強はしなくていい

もっとも1から3までは0歳から実行していました。
最後の4が小学校へ行く年に追加されました。

前にも書いたかもしれませんが、今回まとめてみました。


テレビを見ない
テレビを見せると子どもから大事な時間を奪います。さらに自ら行動する意欲を減退させます。また生命にあふれたリアルな自然から子どもを遠ざけます。
そこで大切なことは親もテレビを見ちゃいけません。親が見ておいて子どもに見るなというのは悪影響しか与えません。
知性というのは生活体験と科学知識の二つから成り立っていると思うのです。テレビを見ることでかりそめの科学知識は獲得できますが、生活体験が未成熟なまま では机上の空論を振り回すようになります。かといって生活体験だけだと旧石器時代の生活になってしまいます。生活体験という基礎の上に科学知識を積み上げないと立派な建物はできないと思うのです。生活体験というのは身体を使う遊び、喧嘩、お手伝い、山登り、魚釣りなどです。その体験が厚ければ厚いほど科学 知識を高く組み上げることができるはずで、高い知性を持てるようになるでしょう。

テレビは人間に物を考えないようにさせます。

叱らない
叱られると、幼い子どもでは原因を理解する方にはいきません。なぜ叱られているかわからないと、怖いと言う恐怖だけが残ることになります。次に叱られないようにすることはありません。叱られた恐怖だけが残り、叱られた時どうふるまえばいいかというテクニックだけが上手になるでしょう。あるいは弟あるいは飼い犬を叱るのがうまくなります。
さらに問題は叱られないためにうそをつくことを覚えてしまいます。
次に叱る親を信用しなくなります。それが言うことを聞かないという状態だと思うのです。

真剣に怒ることはいいのですが、怒鳴ることはいけないと思います。怒った時は声のトーンを落としてゆっくりじっくり理解させながら話をします。

叱られると子どもは嘘をつくようになります。

意見を聞く
どんな時でも子どもの意見を聞きます。例えば1歳か2歳でお店で洋服を買う時も2着持ってきて鏡の前でどっちがいいと聞きます。年齢が上がるに次第、だんだん複雑なことに意見を聞くようになります。いまなら、算数の勉強する?それともおやつにする?と聞きます。ま、大概おやつを選びますが。

すると自然に自分で物事を決めるのが当然と思い始めます。だからとても生意気になります。どうしてもだめな場合以外は子どもの意見を通してあげます。
やがてどんなことでも意見を持つようになり、こちらから聞かなくても今何をしたらいいかを考えるようになります。そうなると自分が必要だと感じたとき勝手に勉強もするようになるでしょう。

どんな時でも意見を聞くと言うことは、子どもは常に自分の意見を持っていないといけないと言うことです。

勉強はしなくていい
勉強はしなくていいではなく、12歳まではする必要はないとも考えます。うちの子が勉強が嫌いなら、別にそのままにしておきます。無理して教えても全く意味がないと思うからです。聞いた話ですが、同じ年齢でも頭脳の成長に前後3年ぐらいのずれがあるそうです。早く覚えたい子はどんどん覚えていきますが、勉強より自然や人間関係が好きなら、そちらに気が取られて勉強ははかどりません。はかどらない勉強を無理してすると、科学知識だけが先行し生活体験がおろそかになります。
大人でも子供でもペースというのがあると思うのです。誰でもが100mを10秒で走れるわけではないのです。知識もその人に合ったペースで習得しないと空理空論を振り回すだけになってしまうのではないでしょうか。 それに勉強しろといわないと勉強しないのではないかと多くの親は考えますが、するなと言われるとしたくなるものです。

今勉強をやらないのは今は必要ないからです。 誰でも必要になればやります。


うちの子は正直勉強が好きです。それで喜んでいるわけではありません。生活体験の裏付けのない科学知識は均衡のとれた知性に育ちえないと考えているからです。だから何とか生活体験をさせようと色々と工夫しています。

Mさんの子どもたちが、一日遊ぶ-喧嘩する-遊ぶ-喧嘩する-遊ぶとブログにあった時、申し訳ないですが大笑いしてしまいました。うちの子どもは一人ですからこの繰り返しはありません。強いて言えば私が彼の兄弟代わりになって喧嘩をしてあげています。
私は子どものときは遊ぶこと喧嘩することが最大の勉強だと思っています。勉強は基本的に人から与えられるものです。それが将来どう役に立つかはよくわかりません。それに比べ遊ぶことも喧嘩することも子どもにとって創意工夫を必要とします。彼らはその訓練を毎日しているのです。そういう意味で、Mさんのお子さんたちは素晴らしいと思うのです。
 小さい時いっぱい喧嘩をしていないと大人になって刃物や銃器を持ち出す喧嘩になると言います。子どものとき目いっぱい遊んでいないと、大人になってから変態的遊びにふけることがあるとも言います。

ホームスクールをするということは子どもが自ら成長することを横から見守っていくことだと思うのです。ここで芽を出さないとおかしいからと、引っ張ったら木は枯れてしまうかもしれません。学校では毎日子どもたちの芽を摘んでいますが、私がホームスクールを選んだ以上自分の子どもの幸せ一杯な眼を見て行きたいと思っています。

日本脱出

銀龍さんのブログからの引用だが、子どもを守ろうというページでとても怖い話をしている。私もこれを伝え聞いて血の気が引いた。

要約すると今福島で使っているコメが秋に収穫を迎えるが、このコメをどうするかという問題だ。問題は含有放射能で、これを食すると体内被曝になる。だから福島産米と聞けば買う人は一人もいないだろう。それで、このコメを日本中の米に少しずつ混ぜて売る算段をしていると言うことである。

これは十分考えられる。福島県の農家が作ったコメをすべて破棄処分するとその被害額は空前の金額になり、その補償は東電でも国でも払いきれないだろう。

いいかえると東電が犯した犯罪被害を国民全員に押し付けることに外ならない。こんな非道なことを許すことはできないが、さりとてどうすればいいかといっても名案もない。原発を許していた自分の不明を恥じるばかりだ。

これは本気で日本を脱出しないと親として子どもの命を守ることができない。

2011年7月16日土曜日

自転車

息子が3歳のとき自転車を買ってあげた。当時は私もお金があったので青山のBMWでかっこいい自転車をクリスマスプレゼントに買ってあげた。
 ペダルがついていないがあとで付けることができるようになっている
でも自転車に乗れるようになったのは半年後の4歳の夏であった。その間ほとんど私が後ろを持って走ってやったがそれはそれは大変で、辛かった。ところが息子が初めて乗れるようになった時にたまたま妻が見ていて、私が見られなかった のがくやしい。T T

その自転車がついに乗れなくなる日が来た。先日飛鳥、京都と行ったときレンタサイクルを借りたら彼だけが変速付きだった。それでそれ以来自分の自転車が小さくて変速がついていないから乗りたくないと言い出した。確かに買う時に6歳までと言われたこともあり、買い替えはやむを得ない。でもやっぱり買うならいいものと思うので自転車のカタログを集めて、お父さんはこれがいいと思うよとアルミ製のシンプルだが3万円くらいのを勧めた。

ところが彼にしてみればとにかく一番いいのがいいに決まっている。一番高いのを指差してこれがいいと言う。そんな高いものはだめといっても結局親の好みを押しつけてしまうことになるからと、一計を案じた。

いくつかの自転車をリストアップして、重いけど安いもの、軽いけど高いもの、変速の段数がいっぱいついているけど高いとか、色々表を作り、最後に息子が自転車の消費税分5%だけ払えば、あとは出してあげると言った。すると彼は一心にリストを見てしばらく考え込んでしまった。

半月ぐらいして、価格的には高くもなく安くもないがスチールで重いけど、変速はもちろん、ライトや、時計とスピートメーターなどがごたごたついた奴を選んできた。ギョッとして別の奴を指してこっちの方が軽いよとか、かっこいいと思わないと言ったが、いやこれがいいと言い張った。それでその自転車を手配することになった。私としてはスマートで何もついていない軽快な奴がいいのだが、二人で決めたことだから仕方ない。

今日その自転車が届いたが、息子は至極ご機嫌で早速のって買い物に出かけた。スピードも出るし、母親から買い物袋を取ってかごに入れたりうれしそうにしていたが、駐輪場から出ようとすると重いものでよれよれしている。ほらやっぱり重いだろと言うと大丈夫と強がっていた。
 最初の自転車が5万円位したが今回は2万円そこそこ
さて息子から5%の1000円何がしを取らないといけない。が、息子が毎日お手伝いしたりして10円20円とためたお金を巻き上げるのは気が進まない。かといって約束をうやむやにするとこの先よい結果にならないような気がする。最初いい考えだと思ったが、実際困ったことになったと思っていたら、妻が息子に「お父さんに消費税分払った?」と聞いて、渋る息子にきちんと払わせた。うーーーん、すごい。

2011年7月15日金曜日

アメリカウィスコンシンより

 米国ウィスコンシン州の州都マディソン在住のホームスクールMOMの銀龍です。アメリカ人の夫と2001年生まれの息子をホームスクール(アンスクール)で育てています。


 アメリカはホームスクーラーの人数が多いだけあって、様々なタイプの家庭があります。


 ホームスクールサポートグループも大きく分けると宗教グループと非宗教グループがあります。非宗教といっても宗教を否定するわけではなく、どんな宗教を信仰する人でも無宗教の人でも参加できるグループです。
全国的に見るとキリスト教ホームスクーラーが圧倒的に多いようですが、マディソンはプログレッシブな都市なので非宗教のグループに属する家庭も多く珍しい場所でもあります。


 また、学習法も色々ありますが大きく分けると、特定のカリキュラムを使って学習を進めていくタイプのホームスクールと子供の自律性に任せたアンスクールがあります。


 カリキュラム派は英才教育をしている家庭が多く見られます。
友人の子供たちが英才教育のホームスクール劇団に入ってますが、4~8時間も続く劇の台詞を暗記し古語英語でパフォームします。招待されて一度見に行きましたが、暗記競争のようで圧倒されました。本人の意思で参加しているのなら良いのですが、親の期待に添うように努力しているのなら、可哀相と思ってしまいました。


 英才教育系、宗教系の子供は高校生の年代になると学校に通いだすケースが多いようです。親の期待は子供の可能性を潰してしまう・・のかもしれません。あれって、漬物石より重いものですもん。(体験済み)


 ギフテドホームスクーラーのメーリングリストもあるそうです。我が家も友人に誘われましたが「ギフテドかどうか、テストで判断したこともないし、No Thanks」と断りました。


 わたしの意見としては、全ての子供はギフテド&タレンテドで、紙切れ一枚と他人の判断で、振り分けできるものじゃないと思っています。長年、子供と付き合う仕事をしていたので、気が付きました。


 親がカリキュラムがないと不安という家庭は、子供に合ったカリキュラムが見つけて学習するのもOKだと思います。図書館でホームスクールカリキュラムベスト100という本を見つけました。日本もたくさんの教材が出回っていますから、日本のホームスクーラーも困らないと思います。


 また、「うちはアンスクールよ!自由なの!」といっても、朝はバイオリン、午後は体操教室、夜はピアノと、秒刻みのスケジュールで動かされている子供もいます。親が子供に圧力をかけていることに気がついていない典型かもしれません。


 アンスクーラーだからテレビ見放題、ビデオゲームし放題の家庭も一件だけ知っていますが、それは親の子育て放棄だと思います。子供の意思で今年から学校に通うそうです。


 ちなみに我が家は無宗教で、アンスクールをしています。アンスクールって?と言う方、わたしのブログも参考にしてください。http://blogs.yahoo.co.jp/oyasaicafe/folder/348507.html



基本的に、子供は、ポ~っとしたデイドリームのなかや自然との戯れで想像力を育てるものって思っています。


 生まれながらにして、子供って好奇心のかたまりで学ぶことが大好き。だって幼稚園に通う前の子供って「なんで~?」の連発じゃないですか。それが、大人に学ぶことを強制されると好奇心がしぼんでしまうんです。


 ムスコ(9歳)の部屋に、想像力は知識よりも大切であるという大好きなアインシュタインの言葉が英語で書いてはってあります。インポータントの"ン"が"N"になっていますが(笑)スペルミスなどはそれほどこだわっていません。
そうそう、自然に読み書きもはじめました。本は月に数十冊。自分の好きな分野は大人のレベルの本も読みます。おもしろい新聞や雑誌、漫画、本、映画の台本など自由に書くことも大好きです。
とにかく大好き、楽しいと感じることが大切だと思います。


 友達?社会性をどう育てる?興味のある方は先に紹介したわたしのブログのホームスクール(アンスクール)Q&Aへどうぞ。http://blogs.yahoo.co.jp/oyasaicafe/folder/339314.html


 わたしの子育てのモットーはLove & Trustです。(日本語だとちっと恥ずかしいのでかっこつけて英語で)


 最後にホームスクールと聞くと虐待に結びつける日本人の方に一言。
まずは世界中のホームスクールについてネット検索をしてください。米国をはじめたくさんの先進国で合法なHomeschoolの莫大な情報が得られます。


 学校に通う家庭が千差万別なようにホームスクール家庭も様々です。この辺では虐待の話を聞いたことがありませんが、世界中を探せば、そういう事実もあるかもしれません。もし、スクーラーとホームスクーラーの家庭の虐待率を比較する確かな情報があったら教えてください。


 子供の給食に放射能で汚染された肉などを食べさせる学校・・・これは虐待??それでも学校信仰を辞めない人もいたとしたら、怖い。何事も疑問に思わない、指図されたことはきちんとこなせる、ロボット人間形成が日本の教育だったりして・・。きゃ~言ってしまった!


 学校で良かったことがあまりなかったわたし。常に評価と競争にさらされて、良いこの仮面をかぶり、子供時代を子供らしく過ごせなかった。ホームスクーラーの息子がうらやましい限りです。


 ホームスクールクラブ、これからドカ~ンと盛り上がりそうで、ドキドキ!!




最後にとうはんsanこんなステキな居場所を作ってくださってありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。




日本ではホームスクールは合法とも非合法ともいえないため、公言できない方もたくさんいらっしゃるようですね。そういう方も(もちろん偽名で)読者登録やメンバー登録していただけるとうれしいですね。

ようこそ、銀龍さん、アヤさん

アメリカでホームスクールをされている銀龍さんのブログアメリカおやさいCafe'~環境汚染に負けない体づくり~でこのブログを御紹介いただきました。 銀龍さんのブログではアメリカのホームスクール事情が生で伝わってきます。これから銀龍さんがこのホームスクールクラブに参加してくださり、投稿もしていただけるそうで、大変楽しみにしています。銀龍さんのお考えは私とよく似ていて非宗教アンスクール派だそうです。

銀龍さんによれば、アメリカではホームスクールは合法化されていますが、まだ大きく賛成派と反対派に分かれるようです。また賛成している人にもスクールアットホームと言って学校式のカリキュラムをやっている人から、まったくの自由放任でやっている人もいるとのことでした。このあたりのことは銀龍さんに詳しく書いていただけると思っています。
それに比べると日本はまだまだ認知すらされていなくて、ホームスクールと聞くと多くの人たちは「なにそれ?」といった反応をします。妻も私からホームスクールの話を初めて聞いたときは「何バカなこと言っているの」と歯牙にも掛けてくれませんでした。それを何度も繰り返し話をして、彼女が理解したのは半年近く経ったころでした。彼女は振り返って、学校は当然行くものだと信じていたし、それ以外の道があるとは夢にも思わなかったと言います。いまでは妻の方が積極的になって、子どもが家にいる日常をとても楽しんでいます。

私は時折ヤフーの知恵袋の不登校というカテゴリーで学校へ行けなくなった子どもたちの質問に回答を投稿しています。そこでは多くの少年少女が学業やいじめにあって、どうしても行けない、それでも学校へは行かなければならないと信じ込み、苦しみ悩んでいます。もともと学校へ行っていなければこんなに苦しむことも、引きこもってしまうこともなかったと思うとやりきれない気持ちになります。さらに彼らを苦しめているのは彼らの親たちです。学校へ行きたくないと言うとほとんどすべての親は「なんで?」と考え、行かないという道があるとは夢にも考えずに学校へ戻るように説き伏せます。ときには実力を行使します。そこに子どもたちがなぜ行きたくないかということを考えるようともしない親たちの姿が見えてきます。つまり子どもたちは学校でも家庭でも追い込まれているのです。

銀龍さんの友達のアヤさんも参加して下さるそうで、ありがたいことです。そのアヤさんのブログ(みかんの時間)にケンロビンソンという人のトーク動画がありました。彼は今の教育では子どもたちの創造性を伸ばすことができないと言っています。私もまったく同感です。話は面白いし、日本語字幕が出るのでよくわかります。
その中で「フランク セント ディス」と言った時会場が湧いたのですが、意味が全く分かりませんでした。誰かわかる人いませんか。

これからお二人に参加していただけるとホームスクールクラブもぐっと明るく活動的になれるかもしれませんので、ご期待ください。

2011年7月14日木曜日

参加されたい方に

ついにホームスクールクラブに参加されたい方からメールをいただきました。(うれしい) その方にはご招待状をお送りしましたが、参加されたい方の為に申し込み方法をご案内します。 
参加を簡単にご説明します。
コメントは誰でも書き込みできますが、投稿をするためには参加ユーザー登録が必要になります。参加を申し込まれた方は簡単な審査の結果ユーザー登録され、以降投稿が可能になります。

なお、ご参加される方は以下の点をご了承ください。
・このブログの主要なテーマはホームスクールです。
・特定の個人の誹謗中傷は禁止します。
・育児、教育に関する投稿であれば歓迎します。
・ホームスクールへの賛否は問いません。
・あまりに攻撃的な投稿は削除されることがあります。
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何かあればメールをいただければお答えします。
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スパム防止のため@を全角にしています。@マークを半角@にしてください。

2011年7月12日火曜日

野球盤

パスポートの申請に出かけようとしたら息子が一緒に行くからおもちゃ買ってというので、二人で平日の朝から横浜まで出かけた。当然他に小学生は見かけなかったが誰からも何も言われなかった。

申請をして帰る途中横浜駅でおもちゃ屋によっていろいろ見て歩いた。結構大きな店だが6歳ぐらいの子ども向けのおもちゃというのがほとんどない。赤ちゃん用か幼児用は結構豊富にあるし、もう少し上になるとテレビゲームや携帯ゲームが並んでいるが、息子に手頃なおもちゃがなかなか見つからなかった。ようやく、野球盤を見つけて「どう」と聞くと、「ほしい」と言うので買って帰ることにした。

私も子どものころを思い出して懐かしかったが、息子は珍しいおもちゃとしてとらえているようだ。一緒にキャッチボールしていても野球のルールをどう説明してもわかってくれない。ストライクとボールの説明をしても「ん?」という顔をしている。赤ちゃんのころからテレビをほとんど見ていないからかもしれない、それもあって、野球盤で説明しようかと思った。

帰って早速広げてやってみるとこれがとても難しい。ピッチャーとバッターが近すぎる上、球がやたらと速いのでまずバットに当たらない。しかも投げた球がバットに当たらなくても、壁に当たって飛んで行ってしまうのでバットに当たったのか、壁に当たったか、ボールかストライクかの判断に迷ってしまうし、息子と揉めてしまった。(大人げないと反省) 

そのバッターはバットを何回か振っているとなぜか動かなくなるし、まあ、とにかく色々やりにくくて、こんなもの使えるかと毒づいていたら、息子が「そんなことない、面白い」と夢中になってしまった。

何回かやっていたら息子もようやくルールが分かってきて、今のはファールだとか、いやカラ振りだからアウトだともめるようになった。ま、これでともかくみんなと野球を見て楽しむことができるようになった。そのうち野球観戦に行くことにしようかと思っている。

次はキュボロを買ってあげようかと思っている。 

2011年7月1日金曜日

漢字しりとり

息子の漢字熱は今のところ続いている。

その後漢字練習は、漢字しりとりに変化した。

漢字しりとりとは原稿用紙のようなものを用意し、
一人が漢字を書くと、その中の部品(部首)が含まれる別の漢字をもう一人が書く

例えば私が「」と書くと、息子はのぎへんを使って「」と書く、
すると私は「」と書く。といった風に何ページも続いていく。

これに息子は嵌った。寝る前にいつまででもやりたがるし、
朝起きたら早速漢字しりとりやろうと言ってくる。

一応ルールはあり、
1.そのページの中に書いてある漢字は2回使えない。
次のページに移れば構わない。
2.しりとりする部品は2画以上。
3.漢字は4画以上であれば画数の制限はない。
ただし、息子は漢字辞書を使っていいが私は辞書は使えないとしている。

そうすると漢字が部品の組み合わせになっているということを知り、
ついでに辞書の引き方を覚える。
何度も出てくる漢字は自然に字が上手になる。
何より遊び感覚なので飽きないというメリットがある。

息子は難しい漢字を面白がって書いて意味を聞いてくるが、
私も読めない字があって、困ることがある。
漢字ってものすごい数があるんだ、ということを改めて知った。

ただしこれが誰でも通用するかは分からない。
息子の場合は歴史好きなので、漢語を結構知っていて
字を見るとああ、あの字ねと熟語を言える。
そうでないとあまり面白くないかもしれない。 

ホームスクールの面白さはこれは駄目だと思えば簡単に止めて別の方法を探すことができることだろう。
つまり、子どもに合わせてあれこれ勉強法を探りながら最適解を試行錯誤できることだと思う。

もうそろそろ飽きてくるはずなので
次は漢字カードを一緒に作ろうと思っている。

その詳細はまたの機会に。