2011年7月15日金曜日

アメリカウィスコンシンより

 米国ウィスコンシン州の州都マディソン在住のホームスクールMOMの銀龍です。アメリカ人の夫と2001年生まれの息子をホームスクール(アンスクール)で育てています。


 アメリカはホームスクーラーの人数が多いだけあって、様々なタイプの家庭があります。


 ホームスクールサポートグループも大きく分けると宗教グループと非宗教グループがあります。非宗教といっても宗教を否定するわけではなく、どんな宗教を信仰する人でも無宗教の人でも参加できるグループです。
全国的に見るとキリスト教ホームスクーラーが圧倒的に多いようですが、マディソンはプログレッシブな都市なので非宗教のグループに属する家庭も多く珍しい場所でもあります。


 また、学習法も色々ありますが大きく分けると、特定のカリキュラムを使って学習を進めていくタイプのホームスクールと子供の自律性に任せたアンスクールがあります。


 カリキュラム派は英才教育をしている家庭が多く見られます。
友人の子供たちが英才教育のホームスクール劇団に入ってますが、4~8時間も続く劇の台詞を暗記し古語英語でパフォームします。招待されて一度見に行きましたが、暗記競争のようで圧倒されました。本人の意思で参加しているのなら良いのですが、親の期待に添うように努力しているのなら、可哀相と思ってしまいました。


 英才教育系、宗教系の子供は高校生の年代になると学校に通いだすケースが多いようです。親の期待は子供の可能性を潰してしまう・・のかもしれません。あれって、漬物石より重いものですもん。(体験済み)


 ギフテドホームスクーラーのメーリングリストもあるそうです。我が家も友人に誘われましたが「ギフテドかどうか、テストで判断したこともないし、No Thanks」と断りました。


 わたしの意見としては、全ての子供はギフテド&タレンテドで、紙切れ一枚と他人の判断で、振り分けできるものじゃないと思っています。長年、子供と付き合う仕事をしていたので、気が付きました。


 親がカリキュラムがないと不安という家庭は、子供に合ったカリキュラムが見つけて学習するのもOKだと思います。図書館でホームスクールカリキュラムベスト100という本を見つけました。日本もたくさんの教材が出回っていますから、日本のホームスクーラーも困らないと思います。


 また、「うちはアンスクールよ!自由なの!」といっても、朝はバイオリン、午後は体操教室、夜はピアノと、秒刻みのスケジュールで動かされている子供もいます。親が子供に圧力をかけていることに気がついていない典型かもしれません。


 アンスクーラーだからテレビ見放題、ビデオゲームし放題の家庭も一件だけ知っていますが、それは親の子育て放棄だと思います。子供の意思で今年から学校に通うそうです。


 ちなみに我が家は無宗教で、アンスクールをしています。アンスクールって?と言う方、わたしのブログも参考にしてください。http://blogs.yahoo.co.jp/oyasaicafe/folder/348507.html



基本的に、子供は、ポ~っとしたデイドリームのなかや自然との戯れで想像力を育てるものって思っています。


 生まれながらにして、子供って好奇心のかたまりで学ぶことが大好き。だって幼稚園に通う前の子供って「なんで~?」の連発じゃないですか。それが、大人に学ぶことを強制されると好奇心がしぼんでしまうんです。


 ムスコ(9歳)の部屋に、想像力は知識よりも大切であるという大好きなアインシュタインの言葉が英語で書いてはってあります。インポータントの"ン"が"N"になっていますが(笑)スペルミスなどはそれほどこだわっていません。
そうそう、自然に読み書きもはじめました。本は月に数十冊。自分の好きな分野は大人のレベルの本も読みます。おもしろい新聞や雑誌、漫画、本、映画の台本など自由に書くことも大好きです。
とにかく大好き、楽しいと感じることが大切だと思います。


 友達?社会性をどう育てる?興味のある方は先に紹介したわたしのブログのホームスクール(アンスクール)Q&Aへどうぞ。http://blogs.yahoo.co.jp/oyasaicafe/folder/339314.html


 わたしの子育てのモットーはLove & Trustです。(日本語だとちっと恥ずかしいのでかっこつけて英語で)


 最後にホームスクールと聞くと虐待に結びつける日本人の方に一言。
まずは世界中のホームスクールについてネット検索をしてください。米国をはじめたくさんの先進国で合法なHomeschoolの莫大な情報が得られます。


 学校に通う家庭が千差万別なようにホームスクール家庭も様々です。この辺では虐待の話を聞いたことがありませんが、世界中を探せば、そういう事実もあるかもしれません。もし、スクーラーとホームスクーラーの家庭の虐待率を比較する確かな情報があったら教えてください。


 子供の給食に放射能で汚染された肉などを食べさせる学校・・・これは虐待??それでも学校信仰を辞めない人もいたとしたら、怖い。何事も疑問に思わない、指図されたことはきちんとこなせる、ロボット人間形成が日本の教育だったりして・・。きゃ~言ってしまった!


 学校で良かったことがあまりなかったわたし。常に評価と競争にさらされて、良いこの仮面をかぶり、子供時代を子供らしく過ごせなかった。ホームスクーラーの息子がうらやましい限りです。


 ホームスクールクラブ、これからドカ~ンと盛り上がりそうで、ドキドキ!!




最後にとうはんsanこんなステキな居場所を作ってくださってありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。




日本ではホームスクールは合法とも非合法ともいえないため、公言できない方もたくさんいらっしゃるようですね。そういう方も(もちろん偽名で)読者登録やメンバー登録していただけるとうれしいですね。

10 件のコメント:

ThreeLittleKittens さんのコメント...

銀龍さん書き込みありがとう。

さすがアメリカのホームスクール先進事情は面白いですね。なんでもありといった感じがまたアメリカらしいですね。

ボ~っとしたディドリームの中で云々というのは子育ての真理だと思います。子どもが一見ボ~っとしているとき、頭の中ではものすごい勢いで成長しているのだからそっとしておかないといけないのだそうです。

悲しいことに自分がロボット人間だということにほとんどの日本人は気付いていません。

確かに私も息子がうらやましいですね。こんなに自由に学ぶことができたら私の人生は全く違ったものになったでしょうね。

銀龍さん素晴らしい。いつの日か銀龍さんのお子さんとうちの息子が一緒に遊べるといいですね。

銀龍 さんのコメント...

うちのムスコ、突き抜けた芸術家なんです。わたしの家系が芸術系なので。
ある抽象画アーティストに、性格がピカソな子だねと言われました。わたしは言葉の深い意味がよくわからないんですが、確かに育て甲斐のある(育てるのが大変な)お方でもあります。
ムスコはダリやダビンチのファンでもあります。
ピカソは算数のテストで0(ゼロ)が鳩の目に見えてしまって、計算問題が解けなかったそうです。
ダビンチは片親と言うことで学校に入学できず、ただただ自然と戯れていたそうです。
ダリは学校では劣等性だったそうです。天井のシミを見て、空想を膨らませていたそうです。
うちの子、学校に行ったらダリやピカソ見たくなります。無駄な時間を費やすことになるので、ダビンチ子育てをしています。
本当にいっしょに遊べたらうれしいです!
今朝は近所の3兄弟ホームスクーラーのおうちへ行ってきました。お菓子の取り合い、プロレス、穏やかなお母さん、時々泣いています。アヤさん
の3兄弟ホームスクール奮闘気も投稿して頂きたいわ。

ThreeLittleKittens さんのコメント...

銀龍さんのお子さんは学校へ行けばADHDかLDにされてしまいそうですね。お母さん大変そう。でも大変なことこそ面白いと考えると、とてもうらやましい。

その点うちの息子はいたって普通です。モンテッソーリを退園するとき先生が別れるのがつらいと泣いたぐらいいい子タイプです。だから学校へ行けば先生の言うことをよく聞く教師受けのいい生徒になると思うのです。そんな風に教師の好みに固められることに危惧を抱いて、家で自由奔放に育てばそんな普通の子でもいつか自身の持つ天才性に目覚める可能性があるのではと思っています。

銀龍 さんのコメント...

わたしは小さいとき学校ですごくおとなしかったんです。クラスの子たちが荒っぽくて怖かったんです。ほとんど誰とも会話無し。失語症だって言われましたが、大人になったら歌の先生になってました。ハハハ。。
うちの子が学校に行ったら、変人扱い。芸術性を潰されます。描く絵も、工作も、文章もほかの子と全然違います、変わってるんです。

ThreeLittleKittens さんのコメント...

私は一人遊びが好きなおとなしい子で、今でも変わらず閉じこもって仕事をするのが好きですから、雀百までの口です。
お子さんは本当にホームスクール向きですね。自分の子どもも天才かなと期待したのですが、ごく普通だと分かりそれはそれで楽でいいのですが、ちょっと残念という気もします。
子どもたちが大人になってからこれらのブログを読んで、どう感じるかを聞いてみたい気がしますね。

銀龍 さんのコメント...

全ての子供が天才!って思ってます。今まではオルタナティブといっても学校と言う枠の中にいたから、キラキラッ★が見つかってないのかもしれませんね。
ADHDやLDを指摘されたことがなかったので、う~~ん学校に行っていたらそうなるのかも??と思ったらショックでした。また、こんなに天真爛漫っ子が学校に行って、評価を気にしてしぼんでいたかもと思うともっとこわくなりました。とにかく何でもいいから子供をカテゴリー分けしたがる社会って変です。
そうそう、わたしの記事のデカ字を修正していただけたらうれしいです。題名も「アメリカウィスコンシンより」とか適当に入れていただけますか?すみません。

Mikan さんのコメント...

ホームスクール=虐待と思われては困りますね。

いつも、いつ近所の人が警察に連絡するか分からない。という状態で毎日育児をしています。
日中、家のインターフォンが鳴ると
警察?児童福祉サービスの人?と冷やりとします。

なぜ、こんなにビクビクしているのかというと、庭で遊んでいる時に喧嘩をしてすごい勢いで泣いたり。
とにかく泣き声、喧嘩の声が大きいんです。
子供たちは元気に遊ぶので、体中痣だらけ、切り傷もあちこち。

しかも子供が公立の学校へ行っていないとなると、親の虐待と疑われても仕方がないですよね。でも、違うんです!


私は小さい時学校で、元気いっぱいでした。
小学生の時はどの学年でも先生のお気に入りの生徒。
学級委員も小学校からずっと高校まで毎年ではないもののやっていました。

では、そういうリーダーシップのある子なのかと言われると、そうではないんです。

今思うと、何で私には不向きな学級委員なんてやっていたのだろうと思います。
人の前に立つよりは裏方の方があっているような。

ずいぶんと長い間、周りが持つイメージと実際の私の違いに私自身が気付くことができませんでした。で、気付いてしまった時はしばらく大変でした。

周りが作り上げたイメージに一所懸命はまろうと無理をし過ぎてしまったんでしょうね。

子供達には、いつも自分らしく、他人が持つ自分のイメージなんかは気にしない子に育って欲しいものです。

ThreeLittleKittens さんのコメント...

みかんさん、うちの息子がまさにみかんさんのような子どもです。どこに行っても誰からも嫌われません。いつでも実に楽しそうに遊んでいます。逆に私は誰ともそりが合わなくて、四苦八苦しながら生活してきました。誰に似たんでしょうね。
だからみかんさんと同じように人に合わせる生き方を続けていけばどこかで調整を迫られるのではないかと心配しています。
自分らしく生きる。全くその通りです。人に合わせて生きているから不幸になると思うのです。
でも私が「自分」って何だと聞かれたら答えに窮するんですね。学校や社会で他人に合わせる生き方になじみ過ぎて自分も自分らしくも見えなくなっていると思えるのです。

人にも合わせられないのに自分も見失っていたら、自分という存在は何なんでしょうね。

ThreeLittleKittens さんのコメント...

銀龍さん、タイトルは付けました。「デカ字」は特にそう思わなかったので何もしていません。
ADHDやLDの件は日本の学校ではという意味です。アメリカは違うのかもしれません。

ところで「窓際のとっとちゃん」は読みましたか、彼女も公立の小学校で追い出されたが、自由学園に転校して救われたそうです。大正デモクラシーの時代にそういう学校が許されていたのに、今は許されないと言うことが日本の衰退を招いているような気がします。

銀龍 さんのコメント...

まずはアヤMikanさん
アメリカって「お尻ペンよ~。」なんてことを英語で公の場で叫んだだけで、警察に通報されちゃうかもしれないところですよね。
甥っ子2人と姪っ子1人が小さいときに怪我をしたとき、病院で親と離されて虐待かどうか聞かれたそうです。かれらの両親、宗教熱心、大学卒、良い職についていて、お金もあるし、どう見ても立派な親に見えるんですよ。子供はもちろん学校に通ってましたし。
うちの子、一人芝居が好きなんですよ。大声で「助けてくれ~、それだけはやめてくれ~。」なんてことを英語で叫んだりするんです。そういう時はわたしも大声で(英語で)「お芝居でもそういうことを叫ぶとママがいじめてるみたいよ~。」と近所に聞こえるように叫んでます(汗)。3兄弟なら怪我もしますよ。うちの子だって、よく血を出したり、アザだらけ。
とうはんさん
でか字OKならよかったです。トットちゃん大昔に読みました。わたしの唄の師匠も、小学校をかえています。天才すぎて先生がついていけなかったんだと思います。現在は日本を代表するボイストレーナーです。