2012年9月6日木曜日

サドベリースクール1

ご意見がありましたのでそれにお答えします。ここはホームスクールのページであり、サドベリースクールのページではないので簡単にご説明します。

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サドベリーの生徒ってたぶん発達障害あると
思いますよ。
一斉授業では付いていけないけど個別ならちゃんとできるとか、興味ある事はやるけど、
興味のない事は他人に迷惑をかけようがやらない。
典型的な発達障害(ADHD)ですよね。
幼い頃から適切な治療や訓練を行えばある程度緩和されるけど、大人になってからじゃ
本人が苦しむだけですもん。
個性()とか言ってないで病院連れて行けといいたい。

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前回も書きましたが、発達障害という障害が本当にあるかということについては大変疑わしいと思いますね。たぶん自分と比べて学習ペースが異なる人をすべて学習障害として決め付けているんではないでしょうか。

例えばエジソンは先生の言うことに一つ一つみんな疑問をぶつけて、さっぱり先生の言うとおり覚えようとしなかったそうです。その結果、先生から学習障害とみなされて学校を追い出されたそうです。実際は皆様もご存知のとおり、彼は学校には行かず、治療も訓練もされずに自らいろいろと工夫をして世界的発明王になったのです。

そもそも一斉授業というもの自体が教える側の都合(効率)で作られたもので、教わる側にとって単なる我慢の強制装置でしかないと思うのです。しかも我慢して勉強しても必ずしも満足行く結果を享受できるとは限りませんね。

例えばある生徒が本当に一生懸命勉強しても、ほかの人たちがさらに勉強してよい成績を取ればその生徒の成績は低下してしまうのです。つまり今の学校では努力した結果がそのまま成果として反映するとは限らないのです。結果として自信を失い、優秀な頭脳を持っていながら人生に落ちこぼれていった人はかなりいたと思うのです。

それに脳の研究はまだほとんど解明されていない状態で、茂木先生も未知の分野だといっています。果たして医者に見せてよくなるのでしょうか。逆に危険な薬を投与されて精神状態に異常をきたした人もかなりいるのです。私は病院にいくと病気にされることがあるからそこは警戒したほうがいいと思いますね。

もうひとつサドベリーの子どもが一斉授業についていけないというのも、あなたの思い込みです。サドベリーの親は一斉授業についていけないのではなく、一斉授業についていくことで自分の子どもが壊れてしまうと思っているのです。それが耐えられないから学校に行かないのです。

他人の迷惑をかけるという点については、サドべりの子どもたちのほうが気を配っています。なぜかといえば、彼らは常に異年齢で遊んでいます。そのとき自分のやりたいことだけを主張すると仲間に入れてもらえません。みんなの言うとおりにやると面白くありません。だからどの遊びをするときでも相互に深く話し合いをします。綿密にルールを決めて遊ぶのです。そのとき、お互いに気持ちに配慮しないとゲームにならないのです。

勉強したくなっても教えてもらうためにスタッフやメンバー間でお願いしたり、話し合っています。いつでも彼らは話し合いをします。校則も子供たちの間の話し合いで決まります。大人はサポートをしているだけです。

私は学ぶということが学科を記憶することだけではなく、このようなお互いの人間関係を深く理解することが大人になるに当たって最も大事なことだと思っているのです。社会に出ると知識はほとんど役に立ちませんが、コミニケーショーン能力がないと仕事ができませんから。

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