2012年12月25日火曜日

メリークリスマス from Canada

みなさま、メリークリスマス♪

いつもはカリフォルニア・イーストベイの様子を書かせていただいているちびみかんですが、今回はクリスマスホリデーで訪れているカナダ(BC州)からの投稿です。

今年のクリスマスは今まで訪れた中でも一番寒くて、気温がマイナス10度前後を行ったり来たりです。こんなに寒いと雪もさらさらして、雪遊びといっても何か作るのは結構厳しいものです。今のところでは、バックヤードに雪かきしながら作った迷路くらいしか出来ていません。でも長いこと外にいられないので、ちょこちょこ作業になり完成が遠のいている状態です。

外に出られる時間が限られているというのは、ホームスクーラー家族にとってはかなり大変ですね。CAにいるときにはほぼ毎日外に出て遊んでいた我が家の子供達ですが、こちらに来てインドアの時間が多いので、ストレスがたまってきているようでした。そこで、持ってきたクラフトが登場♪

クリスマスに、その年お世話になった人には、ちょこっとでも心のこもったものがあげられるようにしたいと思って、 去年から登場したクラフトです。メールオーダーでビー・ワックス・シートを買い、キャンドルを作ります。いろいろな大きさと、それから色も選べるのが魅力で、中にはキットとしてセットで販売されているものもあります。我が家は4色のグラデーションがきれいな大判のシートを買って、そのまま箱ごとスーツケースに入れてカナダに持ってきました。

 

少しドライヤーであたためるだけですぐにやわらかくなるビー・ワックス・シートは、子供にも扱いやすく、形も整えやすいのが魅力^^ ほんのり甘い香りも私は好きですね~。
去年はクルクルと巻いて円錐形にしましたが、今年はクッキーカッターで方を抜き、同じ形を8枚くっつけてみました。結構手間がかかりますが、かわいいです♪でもお兄ちゃんの方は、型を抜いた後の切れ端をちょっとづつ張り合わせて固めていき、オリジナルのキャンドルを作るほうが面白かったみたいで、気がつくと、螺旋模様キャンドル、水玉キャンドル、マーブル模様キャンドル・・・などいろいろ出来上がっていました。
 


私達(パパ方)の家族のクリスマスはまず、各自が用意したクリスマスプレゼントを隠すように袋に入れて持ってきて、包むときも隠しながら大きなテーブルでラッピングするという、 ラッピングパーティーから始まります。みんながあーでもない、こーでもないと話をしながら手元にはプレゼントを隠しつつラッピングしていくという、かなり高度な技術を要するパーティーです(笑) 

昨日のクリスマスイブ・イブにはこれを2時間ほどやり、 もちろんキャンドルも包んで来ました。今日はクリスマスイブということで、叔母さんの家でポットラックパーティーをして集まりました。ラッピングパーティーを主宰した叔母さんの家の大きなクリスマスツリーの下にプレゼントがネームタグつきで置かれ、いよいよ明日のクリスマスの早朝にはみんなで再び集まり、プレゼントをあけます。そうなんです、日本のクリスマスと違って、ベッドの脇にはプレゼントは置かれません。プレゼントは一個でもありません。あげたい人があげたい人に送るので、ちょっとしたものを交換するといった感覚に近いものがあります。ツリーの下のプレゼント以外にも、ストッキングにいっぱい詰め込まれた小さなプレゼントというものがあり、これも楽しみの一つです。ストッキングの先端にはだいたいミカンが入っていることが多いですよ(我が家は!)で、話がちょこっと戻りますが、おばさんの家でのプレゼントを開けるパーティーがこれまた長い!お義母さんの兄妹が多いので、結構な人数があつまります。そして、1人づつプレゼントをあけてはコメントをするので、だいたい休憩を挟んで数時間かかります。これもまた、親戚でゆっくりとたわいもない話をするよいチャンスなのでしょうね~。結婚当初は苦痛でしたが、今では楽しめるようになってきました^^ 

ホームスクールとはちょっとはずれたトピックになってしまいましたね^^’
キャンドルを作るときは、是非ビーワックス以外のキャンドルの素材の話をしてみるとか、
キャンドルが燃える仕組みとか、そういう方面に話を広げてみるのも良いと思います。
(ちょっとだけ、ホームラーニングにつなげてみました^^’)





ではみなさま楽しいクリスマスをお過ごしくださ。、って日本はすでに25日夕方だった・・・!




2012年12月14日金曜日

CA イーストベイ アンスクーラーのポットラックパーティー

さてさて、前回のパークディに引き続き、またまた登場させていただきます^^

今日は月1回ペースで開かれるポットラックの日でした。

いつものパークデイではお目にかかれない、もっと遠くから来ているファミリーや、それからティーンエイジャーも一緒の集まりで、時間もお昼を挟んで4時間、とかなりたっぷりとってあります。

参加者はあらかじめ6ヶ月を1クールとして申し込みが必要で、会場を借りたり必要なものを買ったりするためのお金$40を払います。そして、ランチを挟む時間帯なのでポットラック形式になっています。この点はいつもの気楽なパークディとはちょっと違い、コミットメントが必要ですが、その責任の重さを十分カバーできるだけの価値があるので、かれこれ1年間行き続けています。

会場となるのはとてもラッキーなことに、我が家から車で5分ほどのところにある公園の中の施設。ティーンセンターと呼ばれる建物は、中にキッチン、レクリエーションスペース、そしてテーブルとイスがセットされている多目的スペースがあり、ついでに中庭もついていて、公園内にもすぐ出られる作りになっています。

たいていは、集まってからポットラック形式のランチを食べ、(置いてあるので各自好きなときに食べることが多い)その後はめいめい好きなことをしてゆったりと時間を過ごします。あらかじめオンラインで仕事を振り分けてあり、2~3ファミリーがアクティビティを用意してくることになっていて、内容も本当にいろいろです。サイエンス系の実験をしたり、ミシンを持ってきてソーイングプロジェクトをしたり、アート系のアクティビティもあったり。前回はZen Doodleという黒の細いペンで流れるような模様を描くアクティビティに息子が夢中になり、未だに続けて描いているほどです。アクティビティをやっているときに、いろいろな人と話す機会もできるし、子供が忙しく遊んでいる間は親達にもゆっくり話す時間が持てます。

今日はクリスマス前ということでちょっと人は少なめでしたが、アクティビティは白い靴下を使ったスノーマン作り、コルクで作るトナカイオーナメント、そして、クリスマスクッキーデコレーションの3本たて!ちなみにトナカイオーナメントは私のもって行ったアクティビティです♪朝、リサイクルセンターに立ち寄って、コルクをもらっていきました。見本を作って、わかりやすくしようと思ったけど、さすがアンスクーラー!見て真似るよりも自分の好きなように作りたい子供のほうが多かった(笑)
飾ってある見本よりも「この方がかわいいよ」とか「こうやってこっちを向けたいから、ここにグルーつけて」とかみんなやりたいことがはっきりして気持ちよいくらい。

我が家の2人は遊ぶのに忙しすぎて、ランチもほとんど食べに戻ってこないくらいでした。ポットラックの終了後も公園に残り、(ものすごく寒い日だったのですが)4時半近くまで友達と遊び続けました。

来月が今回最後のポットラックで、また2月から6ヶ月間の新しいクールが始まる予定です。我が家はもちろん、また継続していくつもりです。何かシェアできるアクティビティなどのアイディアがあったら是非教えてくださいね。

以上、カリフォルニアよりアンスクーラー・ポットラックパーティーの模様でした~♪

2012年11月30日金曜日

CA イーストベイエリアのパークディ

11月も明日で終わっちゃいますね。

早くホリデーに突入してしまいたい気持ちと、まだクリスマスカードやらなにやらと、終わらせなければならないことがあってあせる気持ちのミックス状態のちびみかんです。

だんだんと日が短くなり、そして夜に風が強くて雨がドシャぶりというパターンが多くなってきていますが、そんな天気にも負けずホームスクーラーの週1のパークディには顔を出しています。

今日は私の住むカリフォルニア州 イーストベイエリア で集まっているホームスクーラー・パークディについて書いてみようと思います。

まずはどんな組織になっているのかというと、このパークディを企画しているのはSF周辺のエリアのアンスクーラーを対象にして作られたグループです。そして、かなり広範囲なエリアになるために、規模も大きければ活動範囲も広いです。ほぼ毎日どこかで何かが行われています。

その中に毎週、バークレー周辺の公園をローテーションで使い集まっている、小さい子供が対象のパークディがあります。小さい子中心と言っても、赤ちゃんから上はティーンエイジャーまで来るときもあります。小さい子供と遊びたいティーンエイジャーもいれば、ベビーシッターのような役割で来てくれる子もいます。

私たちは2月から行き始めたので、ほぼ10ヶ月連続で行っていることになります。最近は知り合いも増えてきて子供達も顔を覚えあい、私よりも子供達の方が人の名前を性格に覚えていたりします。

パークディでは、何かをみんなでそろってするとか、出席確認とか、そういうことは全くありません。行きたい時間にフラッっと現れて、それぞれの都合で退散します。会えば"Hi" から始まって、居合わせたママ・パパと話が始まります。子供と一緒に何かする人もいれば、本を持ってきて読んでいたり、編み物をしていたり、ヨガをし始めるママもいます。子供達が大人を一緒にスポーツをする光景も見られます。我が家の子供達はここ最近やっと、他の子どもたちに混ざって遊ぶような変化がありましたが、それまでは私にべったりか、あるいは誰かと遊ぶよりも自然の中で走ったり登ったり、観察したり・・・が多かったです。今は、他の男の子達と一緒にグループを作り、ガールズチームと戦いごっこ?をすることが多いです。(女の子達はちょっと年上で、大人なので、あまり相手にしていないようですが。)

私がパークディに参加して一番よかったと思うことは、とにかく続けて参加しているうちに顔と名前を覚えてもらえ、子供達にとっても居心地のよい場所が増えたということです。何も強制されず、ジャッジされず、遊び相手がたくさんいる場所が出来て嬉しいです。そして、アンスクーラーグループということもあり、大らかで、人生そのものが楽しめる学びだととらえているママ・パパが多いこと。そういう大人と接する機会が増えることも、子供達の人格形成にはとても有意義なことだと感じます。それから、ファミリーによってはチャータースクールに登録していたりするので、そういった生きた情報も手に入りやすくなりました。

子供が4人(12歳、8歳、4歳、2歳!)いるママさんと話していて、思わず「毎日4人とも家にいるの?いったいどうやって毎日を過ごしているの?」となんともビギナーの質問をしてしまいました。
すると彼女の答えは、「私、いろいろな情報を集めるのが得意なのよ。それにすきなの。だから、子供達もそれを見て、自分達で やりたいことの情報を集めては自分達のスケジュールを立てて出かけているのよ。すごく誇りに思うわ。」ということでした。2歳の弟君は無理だとしても、4歳の女の子は近所のペットショップで週1回、ボランティアをしているとのことでした。こんな質問にも丁寧に答えてくれた彼女は、大人だけでなく子供達の事も1人の人間として尊重していることがよく分かります。

こんなすてきな集まりなので、お天気がちょっと怪しくても、寒くても行きたくなります。
来週はこれに加え、クラフトフェアがあり、ホームスクーラーの作ったハンドメイド商品を売ったり、あるいは教えられるような技術はブースを作ってそこで教えたりして、その収益を寄付するそうです。

どうでしょう?ちょっとだけでもパークディの様子がお伝えできれば嬉しいです。

カリフォルニアから、ちびみかんがお届けしました♪

2012年10月11日木曜日

遊びの勧め


「生きる力を育てる教育」から引用

最近いじめと自殺の問題がよく取り上げられる。いじめがよくないと言うことはまあ誰しも異論はないと思うが、いじめを犯罪と取り上げる考え方には多少異論を持っている。ひどいいじめで自殺する子どもが現れてそれに対し、いじめる側を厳罰に処することでいじめそのものをなくそうと試みているが、学校に警察を入れてもいじめ問題は解決するのだろうか。

私は子どもがほとんど遊んでいないことが自殺の主たる原因だろうと睨んでいる。

2012年9月14日金曜日

学校の崩壊

松本城

教育とは何かを考えてみたい。そもそも、教育には 1.学校教育、2.幼児教育、3.成人教育などがある。ほかにも音楽教室や英語教室などがあるがここで取り上げたいのは学校教育である。

日本の学校は教育基本法が基本法でこれにより各種法律や政令が施行されている。その目的を教育基本法の第一条に書いてある。

第一条(教育の目的)
教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に満ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行わなければならない。

私はこの教育基本法を批判したい。

2012年9月6日木曜日

サドベリースクール2

もう一つご質問にお答えします。 これもサドベリーに関する質問でホームスクールクラブの趣旨と違うのでサドベリーのページを起こしてそこでされるといいと思います。

>>
サドベリーがそんなにいいなら、以下の質問に的確に答えを返せよ。


①卒業生は10人程度しかいないのに、なぜ10人分以上の卒業後の進路が出てくるのか?

②学校を否定している割に大学には行くんですね、大学も「学校」ですよ。サドベリーが批判する「テストで順位付け」「点数で判断」をする場所ですよ。


③いじめがあっても司法委員があるからとか言いますが、司法委員がいじめっ子(加害者)だった場合どうするのか。濡れ衣着せて気に入らない奴を辞めさせることだって出来る。痴漢冤罪に近いと思うが?

④卒業後の進路を「具体的」に書いて下さい。

⑤会社設立しているなら、その会社のURLを出してください。

⑥進学しているなら、その進学先の学校名を書いて下さい。

⑦よく、学歴がなくても成功したと言われる人物が例に挙げられてますけど、実際は高卒並の学歴ですよ。現代の学歴に置換して「中卒」と言われてるだけですが?


大概のサドベリーはこの質問をされると「自分のブログでやれ」「自分の所で主張しろ」と言います。
ちなみにとうはんはギャク切れして質問者をアク禁してました。

<<

1の質問の意味が不明ですが、サドベリーの卒業生が全部で10名という意味ですか?
日本の卒業生はそのくらいでしょうが、アメリカでは40年の歴史がありますからその進路はいろいろでしょう。

2.大学と高校以下は全然違います。高校までは一斉授業で自由に学科を選択もできず、成績が悪いと無能力者のような侮辱をされます。大学は自分で研究を選んでするところで、テストはありますができなければ、落第するだけで人格には関係ありません。ゼミ等で研究した結果で評価されます。ただ日本の大学にも問題があることは承知しています。だから実際はアメリカなり外国の大学に行くことも多いようです。

3.スクールにより違いますが、司法委員会のメンバーに当事者をいれることはありません。 日本の裁判でも当事者は裁判官から排除されます。

4.卒業後の進路はいろいろです。コックになった人もいるし、大学に行った人もいます。具体的事例をすべて把握しているわけではありませんし、あまり興味もありません。ご自分で調べられたらどうですか。それにどうして気になるのですか。

5.嫌です。仕事とは関係がありませんから。

6.誰が進学しているのでしょうか? 私ですか? 私だとして、私の学歴はたいした意味はありません。無駄な学歴だったと思っていますから。

7.中卒でも本当に力があれば粘り強く交渉することでどこでも入ることができます。さらに力があれば企業を興すなり、自分で仕事を作ってしまえばいいのです。それが生きる力です。学歴に依存していると仕事はなくなりますよ。

ここでは冷静で、論理的であれば拒絶はしません。感情に走って人をののしる人はブログの環境が乱れるので拒否します。レストランだってそういう客は出入り禁止になります、当たり前のことです。
以下の質問に的確に答えを返せよという言葉がひどく礼を失しているとは思いませんか。

私自身はサドベリーが完璧だとは言っていませんし、ここはホームスクールクラブですからサドベリースクールの件はおしまいにしてください。

サドベリースクール1

ご意見がありましたのでそれにお答えします。ここはホームスクールのページであり、サドベリースクールのページではないので簡単にご説明します。

>>
サドベリーの生徒ってたぶん発達障害あると
思いますよ。
一斉授業では付いていけないけど個別ならちゃんとできるとか、興味ある事はやるけど、
興味のない事は他人に迷惑をかけようがやらない。
典型的な発達障害(ADHD)ですよね。
幼い頃から適切な治療や訓練を行えばある程度緩和されるけど、大人になってからじゃ
本人が苦しむだけですもん。
個性()とか言ってないで病院連れて行けといいたい。

<<

前回も書きましたが、発達障害という障害が本当にあるかということについては大変疑わしいと思いますね。たぶん自分と比べて学習ペースが異なる人をすべて学習障害として決め付けているんではないでしょうか。

例えばエジソンは先生の言うことに一つ一つみんな疑問をぶつけて、さっぱり先生の言うとおり覚えようとしなかったそうです。その結果、先生から学習障害とみなされて学校を追い出されたそうです。実際は皆様もご存知のとおり、彼は学校には行かず、治療も訓練もされずに自らいろいろと工夫をして世界的発明王になったのです。

そもそも一斉授業というもの自体が教える側の都合(効率)で作られたもので、教わる側にとって単なる我慢の強制装置でしかないと思うのです。しかも我慢して勉強しても必ずしも満足行く結果を享受できるとは限りませんね。

例えばある生徒が本当に一生懸命勉強しても、ほかの人たちがさらに勉強してよい成績を取ればその生徒の成績は低下してしまうのです。つまり今の学校では努力した結果がそのまま成果として反映するとは限らないのです。結果として自信を失い、優秀な頭脳を持っていながら人生に落ちこぼれていった人はかなりいたと思うのです。

それに脳の研究はまだほとんど解明されていない状態で、茂木先生も未知の分野だといっています。果たして医者に見せてよくなるのでしょうか。逆に危険な薬を投与されて精神状態に異常をきたした人もかなりいるのです。私は病院にいくと病気にされることがあるからそこは警戒したほうがいいと思いますね。

もうひとつサドベリーの子どもが一斉授業についていけないというのも、あなたの思い込みです。サドベリーの親は一斉授業についていけないのではなく、一斉授業についていくことで自分の子どもが壊れてしまうと思っているのです。それが耐えられないから学校に行かないのです。

他人の迷惑をかけるという点については、サドべりの子どもたちのほうが気を配っています。なぜかといえば、彼らは常に異年齢で遊んでいます。そのとき自分のやりたいことだけを主張すると仲間に入れてもらえません。みんなの言うとおりにやると面白くありません。だからどの遊びをするときでも相互に深く話し合いをします。綿密にルールを決めて遊ぶのです。そのとき、お互いに気持ちに配慮しないとゲームにならないのです。

勉強したくなっても教えてもらうためにスタッフやメンバー間でお願いしたり、話し合っています。いつでも彼らは話し合いをします。校則も子供たちの間の話し合いで決まります。大人はサポートをしているだけです。

私は学ぶということが学科を記憶することだけではなく、このようなお互いの人間関係を深く理解することが大人になるに当たって最も大事なことだと思っているのです。社会に出ると知識はほとんど役に立ちませんが、コミニケーショーン能力がないと仕事ができませんから。

2012年9月5日水曜日

ネットゲームについて

新学年でもTake it easyなのだ~でコメントをいただきましたのでその件について改めて記事にしました。

息子は小学2年生です。私は勉強をしていることを自慢しているわけではありませんよ。(そう見えるかもしれませんが) 学校へ行かなくても必要であれば勝手に学ぶものだと言いたいだけです。だから世間の小学2年生が何を学んでいるかは余り興味もありません。

だいたい、いま子どもがどこまで知っているかはほとんど自慢の種にもならないでしょう。学習障害という考え方が最近言われるようになりましたが、これは大人の思い上がりではないでしょうか。子どものとき学校に不適合だった天才は数多くいます。(エジソン、ニュートン、アインシュタインなど) 私は人を学習障害と決め付ける方はその人のスケールが理解できないだけじゃないかなとすら思っています。

さらに突っ込んだ言い方をすると、10歳か12歳までは文字が読めなくたって大丈夫だと思っているのです。というより、その間に野山を駆け回って自然に触れたほうが大人になってから大きく成長すると考えています。ある日突然文字が読めないと困ることに気づき、そこから猛勉強を始めても間に合います。なぜならその子にとってとても必要なことだからです。

15歳までは釣りばかりして遊んでいた子が16歳から猛勉強してハーバード大学に入学したと言う話もあります。その人は卒業して国際企業に勤めディレクターとして世界を駆け回っています。彼は15歳までホームスクールで遊んだことが今の自分を形作っていると語っているそうです。

サドベリーバレースクールで4歳で文字を読み書きできるようになった子どもと、14歳までまったく文字を読めなかった子が卒業して二人で遊びに来た時のことです。やはり見学に来た人にこの二人のうちどちらが4歳で文字が書けるようになったか分かりますかと聞いたところ、その人がいろいろ聞いてもまったく見分けがつかなかったそうです。

人はそれぞれです。決して一つの枠に入っていないとすべてが失われるとは考えないほうがいいと思いますね。

息子に遊びに行こうと言うのですが、今はゲームに夢中です。

ネットゲームについて盛り上がっているようですが、ネットゲームの功罪はプログラマである私がよく知ってます。廃人になるかどうかはその人次第だと思うけど、子どもにやらせるかどうかについてはとても難しい問題ですね。
改めて私の考えを言えば「子どもは自らの才能を最大限に発揮するため、自らの信じるところに挑戦し、その結果からあらゆることを学ぶべき」だと信じています。

よくないと判っているからとて、無理やり止めさせることは子どもの主体性の育成という観点から見てできれば避けたいと思っているのです。基本的に自分からやめるように仕向けるように努めているけど、周りの子どもたちがみんなやっているのでとても難しいことです。とりあえずは息子と話し合ってゲームの時間を制限しています。

私自身パソコンゲームに夢中になったことがあり、ある日突然つき物が落ちたようにやめました。その経験からしてある程度やりきれば飽きると信じています。なかなか飽きませんが。

いずれにしろ、これはいいとかだめだとか大人が次々と指示していると、物事の判断を大人に依存するようになると思うのです。自分で考えて、自分の判断でやめて欲しいと思っているんです。
大変難しいことだとは思いますが、そこを乗り越えないと、大人になっても誰かの指示を待っているようになりかねません。会社を経営していますが採用した男性の80%は指示待ち人間で辞めてもらいました。興味があって彼らに親の躾を聞いたところ、すべて親から厳しい躾をされていたと話していました。

これからの時代、そんな依存した生き方では生活の維持すら難しくなると思うのです。

学校と言うところがまさに朝から晩まで子どもに事細かに指示しその指示に従うことが生きることだと教え込んでいます。それが私には耐えられないので、あえてホームスクール(私の場合はサドベリスクールですが同じことです)を選んだ理由なんです。
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コメントをいただくにあたって、異論のある方であってもご意見をいただけるのは嬉しいのですが、余り感情的にならずに落ち着いたやり取りができればとてもありがたいなと思っています。

2012年8月14日火曜日

私もつぶやくよ。by ちびみかん

最近耳について仕方のない、嫌な言葉が出来た。"Kindergarten Readiness"って言うのだけど。

前から知ってはいた言葉だけれど、特に最近は自分の子供が(入りたければ)キンダーに入れる歳なので、よく話題にのぼってしまう。

でもよくよく会話を聞いていると、どの程度読めるとか、書けるとか、それからじっと座って話を聞いていられる時間が長いとか、結局は”集団で何かをすると きに遅れないように、家庭でしっかりやってますか?”と問われているような気がしてならない。そして、それをまたお互い子供を持つママ同士が子供達を ジャッジしながら会話するのが気に入らない。キンダーに入る前に読み書きができることがどの程度この先の人生に影響すると思っているのだろうか?文字なんて、ほんとに人それぞれ。本当に読みたい物に出会えば、自然に知りたくて勉強するよ。人の話をひたすら聞けることがよいことなのか?聞くことを強制された ら、自分の考えを間に挟んで表現するなんて、言語道断になってしまわないだろうか?すべては学校全体があって当たり前という下で生まれ た”Kindergarten Readiness" 。

なんかおかしくない?そんな、扱いやすい子供育成マニュアルなんてごめんだね。

2012年7月27日金曜日

静岡市長の言葉、ホッとします

私は静岡市民ではないので、この市長がどういう人物なのかはまったく知らないのですが、今日PCを開いたときに目に飛び込んできたニュースを読んで、ここに投稿したくなりました。

ホームスクールとは少し視点の違うところから出ている言葉だとは思うのですが、それでも子供を本気で守ろうとしている姿勢や、よくありがちな「学校は何があっても行くべきところだ」という信仰がなさそうなところに好感が持てるような気がします。(なんとも曖昧な表現ですけれども・・・)

ではここに貼り付けますね。以下、記事です。


いじめ「学校行かなくても」=静岡市長がメッセージ

静岡市の田辺信宏市長は27日の定例記者会見で、大津市の中学2年生の男子生徒がいじめを受けて自殺したことを受け、「いじめが止まらないなら学校に行かなくていい」などとするメッセージを発表した。
 市長は、いじめられている子どもに市の24時間電話相談を利用するよう呼び掛けた上で、「悩みを伝えられなかったり心が折れそうになったりしたときは学校に行かなくていい。自分の身を守るのは最低限自分の責任だ」と訴えた。(2012/07/27-13:06)


2012年7月14日土曜日

いじめ自殺、なぜ防げない

新聞の記事に「文科省の対策常に後手」とあったが、これはいわば内臓疾患でできた炎症に膏薬貼っているようなものだからではないだろうか。いじめの加害者や学校や教育委員会を責めて、一件落着となることをとても憂いている。

2012年7月2日月曜日

ふたこぶラクダ

コンピュータの世界ではプログラムの世界を目指す人のうち40%しかプログラマに向いていないと言う説があります。プログラムは自然言語などと異なり、一つの論理をすべてに当てはめることができますし、そうしないとまともなソフトは組めません。残りの人たちはどうしても一つのルールをすべてに当てはめることができないそうです。頭が良いか悪いかはまったく関係ないそうです。

一方小説や絵画などの芸術系の場合はひとつの論理をすべてに当てはめては面白くもない単調な作品になるでしょう。私の知っている限りではプログラマで芸術家と言う人は寡聞にして出会ったことがありません。

かく言う私はプログラミングを生業としていますが、読む本はサイエンスやドキュメントばかりで小説は読みません。まるっきり面白くないんです。私は数学が好きでしたが古文や漢文はいっつも零点に近かったです。何でこんな勉強しなければいけないか不思議で仕方ありませんでした。

学校ではふたこぶラクダがいるといわれています。成績で分布図を描くと普通なら正規分布と言って一つの山と長い裾野ができるのですが、今の学校ではできる子どもとできない子どもの二つの山ができるそうです。

フォードがT型フォードを開発したとき同じデザインの車を大量に生産して売りまくった話は有名です。でも今はスターバックスのように多種多様な商品を取り揃えた会社が伸びているのです。

学校は今T型フォードを作った工場の行員を必要とした時代のままで止まっているのじゃないでしょうか。市場は無数の商品をこれでもかと並べて、だめだと分かればすぐに引っ込めてしまう時代なのです。当然子どもたちもその時代の要請にあわせて多種多様なライフスタイルを持って学校に来るのです。にもかかわらず学校はあいも変わらず同じ型の人間を作ろうとしています。

特に問題は小学校低学年です。就学前の多様な子どもたちを、文科省の強い意志のもとで追い詰められた教師がそのまま子どもたちを型にはめようとてぐすね引いて待っています。

そのままであればその素質を自然のまま自由に伸ばすことで、どの子もその子なりに成長するはずです。学校はどの子にも同じことを要求するから、不向きなことであれば理解できずに落ちこぼれていきます。それをまた丁寧に拾い上げて伸ばしていくだけの余裕が教師にはありません。逆にとても分かりが早い子もいるのですが、その子どもをさらに伸ばすよりもそこで待たせるようにします。二つに分かれた子どもは一方には誤った優越感、他方には息の詰まる劣等感を植え付けてしまうのです。そうやって数年たてば学校に適応できるように子どもを矯正してしまうのです。その結果がふたこぶラクダです。

皮肉なことにみんな等しく同じにしようとして、二極分化してしまうのです。

しかし、優秀な子どもも中学や高校に進むと遅れた子どもになることもあります。そんな時誤った優越感が誤った劣等感に転化して、そのとき多くの子が落ちこぼれてしまうのです。

子どもたちは長い学校生活の中で、先生という独裁的支配者の下その顔色を見たり、好まれるような振る舞いを身につけ、成績が劣る人を侮辱したり、より優れた人の足を引っ張ることに才能を発揮できるようになっても、多様なキャラクタを集めてよいところをうまく組み合わせて、カバーをしあいながら統合的に事を進めるという能力を育てられることはありません。

ふたこぶラクダの成績上位こぶは日本の没落に書いたとおり学校秀才として企業や官庁で道を誤り、下位こぶは劣等感を叩き込まれて劣悪な仕事に就くか、引きこもってしまうのでしょう。ひどいときは無差別殺人を犯してしまうと思うのです。

たぶん、かろうじて学校の害毒に犯されなかった意志の強固な子どもだけがまともな仕事(多くは海外の企業)に勤めて、自立の道を行くのだと思うのです。

どの企業も多種多様な商品を日夜開発しています。そんな時教科書のように正解が一つはあるという勉強をしていると、常に正解を探す生き方をしてしまうのです。人のやらないことに答えがあるかもしれませんが、正解はないのです。常に新しいことに挑戦していないとすぐ陳腐化してしまいます。学校ではテストを繰り返して一つの枠に収めようとします。そのため序列が生まれ、特異性のある感性を押しつぶして、結果的に日本の社会を破壊していると思うのです。テストが諸悪の根源なのです。

フィンランドやデンマークでは18歳まではテストをしてはいけないことになっているようです。それで何も問題はなく、学力は世界一を争っています。

子どもを評価して順列を付けるからふたこぶラクダになるのです。今日本には大学が豊富にあり学校を選ばなければ誰でもいけるようになりました。今こそ高校まではすべてのテストを廃止し、センター試験もやめて、大学を全入にし、ついていけないものをどんどん留年させればいいのではないかと思うのです。そして本当に優秀な人だけを卒業させることで社会の評価が上がれば、大学の格も上がっていくと思うのです。

文科省はすべての学校と教師に自由を与えるべきです。そして学校はすべての子どもに自由を与えて欲しいと思います。

2012年6月6日水曜日

日本の没落

今般、日本の電機業界の株価の低落に歯止めがかからない。特にパナソニック、ソニー、シャープ、NECと家電系のメーカーは軒並み億単位の赤字を出しているが黒字転換の目途すら立っていない。

このことについて考えてみた。



卒業式謝辞

アメリカの高校の卒業式での総代エリカ・ゴールドソンさんの謝辞です。



エリカさんのホームページは
http://americaviaerica.blogspot.jp/p/speech.html

この映像はエリカ・ゴールドソンさんから掲載許可を受けています。

原文とその日本語訳です。 大変お粗末な翻訳ですから、ぜひご指摘ください。

2012年5月26日土曜日

ホームスクールの抵抗勢力

すみこさんが実践に基づき投稿しているので、私の出番はないのですが、こういう見方もあるというぐらいで、チョコちょこっと遠慮がちに。(どこが)

家族に反対されると結構大変ですね。
特に旦那さんに反対されるとこれはなかなかつらいと思います。で、夫婦で意見が分かれたときの対策は置いておいて、それ以外の家族の反対に対する私の考えを書いてみます。
まず第一にすみこさんも書いていますが、親権は当然親にあります。祖父母と言えども孫に対する親権はありません。法的に言えば他人と同じです。かと言って、同居している祖父母の場合は無視するのは大変難しいでしょう。

ホームスクールに反対する人たちは、99%普通に学校は経験していてもホームスクールを経験していないと言ってもいいと思うのです。と言う点で反対する人たちは思い込みでしかありません。
つまり、ポロパトを食べたことがない人がポロパトはおいしくないと決め付けているのと変わらないといえます。ポロパトを食べた人がいくらおいしいといっても食べないと分かりません。つまり水掛け論になり、どこまで行っても話は平行線なのです。ちなみにポロパトという食べ物はありません。

ホームスクーリングに対する周りの声(サンフランシスコ・イーストベイ編)

あと約3週間で息子のプリスクール生活が終了する予定で、(とはいってもまた2週間のお休みのあとにサマースクールがあるのだけれども・・・)いよいよそのあとはホームスクールが本格的にスタート!

で、この時期にほとんど毎日のように聞かれる質問はやはり
「来年、どこのキンダーに行くの?」

当然答えは「うちは来年ホームスクーリングの予定なの。(ニッコリ!)」

ホームスクーリングが浸透しているから、今までのところではものすごく否定的な反応はまだお目にかかったことがないし、少なくとも私の周りでは

「ものすごくいいことだとは思えるけれど、自分には出来ない」
「私にはやり遂げるだけの忍耐がない。」
「私と自分の子供とでは、良い関係が築けないと思う」

の3パターンの答えが多かった。

良いとは思っているけれど、自分が先生として子供を「教える」と思い込んでいる人が多かったり、あるいは自分が「すべての責任を背負い込んで子供を教育する」と思っていたり、学校をそのまま家庭に持ち込んでくるとか考えている人が多いことにちょっとビックリ。

で、あるママは「うちの子はね、じっとしていられないの。毎日外に出ていって友達と会わないと絶対に退屈するタイプ。だから、ホームスクーリングなんてムリだわ・・・。」

・・・って、「だったらなおさらホームスクーリングしたほうがいいよ~」っと喉まで出かかった言葉を抑えるのに必死だった私^^’ 学校に行ったら今以上 に机に縛り付けられて、決まったスケジュールをこなすのに精一杯で友達と遊べる時間なんて休み時間くらいなものではないですか。

きっと今の調子で行くと我が子は一日中レゴ漬けかな~。今もビックリなことに朝おきてレゴ、ご飯食べてそのあと2人ともレゴで遊び、プリスクールから帰っ てきてまたレゴ・・・。たま~にアルファベットゲームとかライミンングゲームをやりたい!というけれど、こっそりとしまったおもちゃの存在にも気がつかな いほどにレゴに夢中^^ この集中力、頼もしいな~と親ばか炸裂中!でも、本当に一つの事にかける時間が最近とくに長くなってきた。集団で何かをしなけれ ばいけない場所だったらコレが長所ではなく短所になってしまうのだな~と思うとものすごく残念ね。

話を元に戻すと、まだまだ本当の意味でのホームスクールは理解されていないと痛感!以上、来年の我が家の選択に関する周りの声のリポートでした^^

2012年5月24日木曜日

デモクラティックスクール

実は息子はデモクラティックスクールに半年前から通い始めました。

そのスクールはすべてを子どもたちの話し合いで決めるため、勉強する子もいればいない子もいるという、ある意味好き勝手しています。最もほとんどの子は遊ぶことに忙しくて勉強なんかしちゃいません。

自分としてはホームスクールのほうがいいと思っていたんですが、息子がどうしてもと言うので行かせています。

そこでは朝のミーティングがあり、メンバーの子どもたちが話し合いをしてルールを決めています。例えば、帰る前にみんなで掃除をするとか、出したものは出した人が責任を持って片付けるとか、スクール内の決まりごとはすべてメンバーが決めています。

スタッフとしておとなが一人か二人いますが、基本的に採決には参加しません。ただまったく参加していないわけではなく、ミーティングのとき議題の提案とか参考意見は出すようです。

息子に聞くとミーティングは面白いらしいです。らしいというのは朝のミーティングに保護者は参加しないので見たことがないからです。

でもデモクラティックスクールにも優れた点は多数あり、メンバー同士の話し合いで決着するので、おとなが関与する部分は多くありません。スタッフもメンバーの支持がなければ解雇されてしまいます。つまり、小さいときから自分の考えたこと、参加して決めたことの責任は自分に帰ってくるという体験をします。この民主的な決定方法は家庭ではなかなかやりにくく、どうしても親が誘導し決めてしまいがちです。またいろいろな齢や性別、人種が参加してくるので、刺激の多さから言えばホームスクールより大きいと思います。特に兄弟が少ない子どもにはその刺激はたまらない面白さでしょう。

スクールに迎えに行くとメンバーたちが掃除をしています。家でもやればというと「そうねえ」といいながらやりません。
また「やめて」と言われるとやめないといけないと言う決まりがスクールにはあります。本人がふざけているつもりでも、受けている側が嫌だと思えば、やめさせることができるということです。
今朝、息子が私にいつまでもちょっかいを出してやめないので、「やめて」と言いましたが、やめませんでした。それでスクールでは「やめて」と言われたらやめないといけないんじゃないのと言いましたが、息子はスクールと家は違うと言うので、何でと言うと、「じゃ、家で決めたルールはスクールでも守らないといけないの」と言われてぎゃふんとなりました。妻は両手を叩いて喜んでいました。

息子はスクールでは遊んでばかりです。何で勉強しないのかというと「そんな暇はない」といわれました。ジャどこで勉強するんだというと「家でお父さんから教わるから、いい」といわれました。

私がホームスクールがいいと考えている理由は「退屈」です。スクールはどうしても遊びに忙しくて退屈してボーっとすることが少ないと思うのです。人間の知性の元は知識だと思います。知識はいくら集めても知識の集合に過ぎず、知性にも知恵にもなりません。(原発事故で科学エリートが全員右往左往するだけだったという報道でも分かりますね) 
知識を知性にするためには「沈思黙考」が大事だと思うのです。頭の中で獲得した知識の相互関連を組み立てる作業が沈思黙考ではないでしょうか。(座禅もそうなのかもしれません)それがスクールでは遊びが忙しくてボーっと考えている時間が持てないような気がするのです。
退屈な時間はとても貴重だと思っています。その間に知性が熟成されると思うのです。

いろいろ考えると一長一短でどれがいいと決め付けられませんが、座って先生の言うことを覚えるだけの学校へ行くよりははるかにいいと考えています。

うちの子達もパーフェクトリーFineなのだ~!!


長男7歳。先月やっと100まで数えられるようになりました。
やっとです、やっと。

やっとなんだけど、あっという間。

100まで数えられるようになったら、数字が楽しくなってきたみたい。

も~、それはそれは嬉しそうな顔でした。
そうか、こういうことか!と理解したのでしょう。
あの笑顔はたまらんなぁ~

前からレーズンやクッキーで足し算をしていたけど、
100までの数字を理解したとたん、すらすらと計算をする。


先日、小学校1年生の基本の足し算の問題をプリントしてやらせてみた。
(強制ではありませんよ~。やってみたいと言ったので。)

初めての、足し算の問題プリント。
あっという間にやるではないですか!

も~、ビックリ。

なんだ、無理やり教えなくて良かった。
教えなくても、色々と学んでいるという事ですね。

足し算だけではありません。
本人はきっと気づいていないと思うけど、引き算、割り算、掛け算もやってるんですよね。
特におやつタイム。どうやったら、損が無いように皆で食べられるかって(笑)

机に向かって、いすに座っていなくても、計算はできるようになる。
きっと机に向かって、いすに座っていない方が、計算が楽しくなる、好きになる。


Think Fun Math Dice Jr.

















このゲーム楽しいです。
うちの子供たちは好きみたい。



さて、今度は読み書きです。
いつになるのなか?どうやって身につける?
これもきっとタイミング。
今は文字より、数字に興味があるのでしょう。

子供の、理解したぞ、分かったぞ、発見したぞ、ひらめいた!
そう言う時の嬉しそうな顔、最高にキラキラ。

学校に行ってなくても、うちの子達も、パーフェクトリーFineなのだ~!!

特に、パーフェクトじゃない辺りが、パーフェクトリーFineなのよね。

2012年5月21日月曜日

学校の辞め方 小学校編

今回は「小学校の辞め方」を書いてほしいとコメントがありそれに応えたいと思います。
コメントによれば小学生の子どもが学校に行きたくないと言い出して、行けなくなったという報告を学校にしたところ断続的に登校刺激を受けて困っているそうです。どうしたらやめられるかという質問でした。
私たちの息子は学校から特に登校刺激もなく、「学校に来れないのですね。分かりました」と言うあっさりした反応でひどく拍子抜けしました。だから経験談としてではなく、それまでに用意した仮想問答を今回書いておきたいと思います。

これはあくまで一例です。お子さんの心、学校の姿勢、先生の意図、そして地域の空気により、変えるところは変えて整理して咀嚼しておく必要があります。そのまま鵜呑みにしないでください。
もし先方が高圧的であればお父さんに出てもらうのは効果的です。いずれにしろ、絶対に興奮しないで、落ち着いて話をするようにしてください。

心がける一番大事なことは学校と対決または喧嘩するのは事態が複雑化するのでやめておいたほうがいいということ。万が一にも学校に戻るとき余計な心配が必要になります。
もう一つ、お父さんとお母さんの話す内容が一貫してぶれないことです。相手は先生ですから、論理のずれはすばやく見つけて突っ込んで来ると思います。
さらに、学校に戻るか戻らないかは本人の意思に任せて、親はあくまで本人の意思を大事にしていると言います。

問答例注:子どものところはお名前を入れてください
先生方にはご心配をおかけし、子どものためわざわざお時間をいただき申し訳もありません。
まず先生に確認しておきたいのですが、大事なことは子どもの現在と将来だと考えていますがそれには異存はありませんか。
#ありません
重ねてお聞きしますが、今回の件については学校の都合ということはありませんよね。
#そんなことはありません
だとすれば、わが子の現在と将来を心配しているのは先生方と私たち両親だと思うのです。
先生方にご心配いただいていることについては大変ありがたいことであり、心苦しいところですが私どもも大変心を痛めています。本人が学校へ戻りたいといえば喜んで送り出すつもりです。
さて、今回の不登校についてお聞きしたいのですが、このことで一番不利益を受けるのは誰でしょうか。

#お子さんだと思います
であるとすればいかなる不利益をこうむるとお考えでしょうか。
#将来の進学、就職でしょうか
仮にですね、子どもが中学卒業すればいいと考えているとすればいかがですか。
#それでは就職が大変では
そうかも知れませんね。ご心配頂きありがとうございます。でもそれでもかまわないと言うことであればいかがですか。
#将来困ることは目に見えているのに、子どもの気分だけで決めていいのですか
そのあたりは子どもとも何度も話し合いました。それでも学校に行きたくないと申しています。私の子どもの将来についてのご心配を考慮したうえでも、学校に行かない道を選んだとして先生はいかがお考えですか。
....
先生のご心配は私どもにもよく分かります。それは私たちも不安があります。しかしながらでは学校へ行ったから満足できる仕事に就けるという確証みたいなものを先生はお持ちでしょうか。できるのであれば、そういう保障をいただけると嬉しいのですが。
私たちは子どもが将来社会で生き抜けて行けるかどうかは、自分のことを自分で考えて決めることができることだと思っています。私たちはこれまで子どもを「自らのことを自分で考えて決めることができる」ように育ててきました。
今子どもは自分で考えて、学校を選ばないと自ら決めました。それを尊重してあげないとこれまで育てた方向性を親自ら崩してしまうことになります。
今は行きたくないというのが子どもの気持ちです。いずれ気持ちは変わるかもしれませんが、今の気持ちに私たちは沿って行きたいと考えています。

#学校教育法では子どもは義務教育を受ける義務があります
そうですね。学校教育法の16条、17条で子どもに9年間の教育を受けさせる義務が親にあるということは知っています。そのために罪に問われたとしても、私たちは子どもを守りたいと思っています。それに平15.5.16 文科省通達では「不登校については,特定の子どもに特有の問題があることによって起こることではなく,どの子どもにも起こりうることとしてとらえ,関係者は,当事者への理解を深める必要があること。」とされています。それ以降は不登校がゆえに罪に問われたケースは皆無と聞いています。18条の例外規定が適用されているんじゃないでしょうか。
子どもにとって親は最後の砦だと思うのです。子どもを守るためには命も賭けるつもりだってあります。

ご心配いただいていることには感謝してもし切れませんが、このようにわざわざおいでいただくことで子どもの精神に与える影響として次のように言われています。
ストレスをとるために副交感神経が働きだし、1日に10時間以上寝ている長時間睡眠がおき、昼夜逆転の生活が始まった時や母親に対して、年齢不相応に甘えだす退行がおき出した時は登校刺激を絶対に控えましょう。
長時間睡眠ではストレスの発散を行い。退行は情緒を安定させるために行う生理的な自然な行いです。それを理解せずに、継続的な登校刺激を行なうと状態の悪化を招き、神経症や自律神経失調の原因になります。また、ひきこもりの長期化を招いてしまうこともあるので十分に注意しましょう。

子どもの場合はまさにそのような状況です。このままで神経症を発生するようなことがあれば私たちも大変な覚悟をしなくてはいけなくなります。ぜひ先生方には私どもの努力にお任せいただき、しばらくご猶予をいただけるようにお願いしたいところです。

#なぜ学校へこれないのですか
私たちはよく分かりません。大変恐縮ですが先生方のほうが毎日学校で子どもの姿をご覧になっていたと思うのです。理由は先生方のほうが詳しいのではないでしょうか。
#いえ、今学校に行けないとお子さんが言っている理由です
それもよく分かりません。子どもに聴いても詳しく説明してくれません。たぶん思い出したくないのだろうと慮ってそれ以上聞いていません。行く気になれば行くと思います。

これからも何かあれば先生方とご相談しながら進めて行きたいと思っています。なにとぞよろしくお願いいたします。

概略以上ですが、学校側は想定以外の発言があると思います。その場で答えないで時間をもらうようにしてください。またどなたか、実際に学校とやり取りされた方の経験談などを投稿していただければ嬉しいと思います。

幸運を祈ります。

PS このページは参考になります。http://www.homeschool.ne.jp/homeschool/jissenki.pdf

美と健康のブログに「喧嘩はあきまへんで...」 があり、参考になります。

2012年5月14日月曜日

大阪姫路の旅

大阪城から姫路城、名古屋城と見て歩いた。

息子は歴史好きで、歴史マンガを何冊も買って読んでいる。だからやたらと歴史に詳しい。私はそんなに詳しくないが息子にひきづられていろいろと見るようになった。今回も両親は息子のお供である。

まずは大阪城。
大阪城
大阪城

コンクリート造であまり見ても仕方なかったが、息子は初めてだし、太閤さんが好きなので一応抑えておこう。















通天閣
通天閣

 大阪来たらはずせないでしょう。
展望に上がるのに1時間半もかかって、その割にはたいしたことなかった。

ほかには四天王寺や大阪天満宮に行った。











鵯越
源義経が一の谷で鵯越(ひよどりごえ)の逆落としで平家を打ち破ったところ。神戸でも鵯越の場所について別の箇所と意見が分かれているが、私はここが本命だと思っている。

写真の中央右側にトンネルが見えるがその右側の林の中と思われる。やはり相当急で人が素手で降りるのもためらわれるぐらいの坂になっている。



六甲山
六甲山
神戸は私が生まれた街で、幼いころこの港を見て育った。息子に一度見せておきたかった。

それにしても、海に黒い船がいっぱい泊まっていた覚えがあるが、今回は一艘も泊まっていない。あの時は朝鮮戦争のときだったからなのかな。




明石城
明石城は天守閣がなく、櫓しかない。これも息子がどうしてもと言うので寄ってみた。

でも、昔の造りのままで意外と面白かった。








 姫路城
姫路城(素屋根)
姫路城
姫路城は素屋根がかかっていて見えないのでどうすると聞いたが、息子が素屋根がかかっている姫路城をまた見ることはできないから、今行きたいと言った。
素屋根に姫路城の絵が描かれている。




素屋根
素屋根の中
素屋根の中から見た姫路城。
日曜日だったので工事をしているところは見れなかった。









この間にデモクラティックスクールまっくろくろすけに行った。

最後に名古屋城
名古屋城
名古屋城
名古屋城もコンクリート造で中を見てもさほどのものはない。ただのビルである。

隣に本丸御殿の復元工事が行われていて、これができると来る価値があるかもしれない。今も作業現場が見れるようになっているが、火木がお休みで見れなかった。






息子に帰ってからどこが一番よかったと聞いたら姫路城と言っていた。
これで日本の国宝の城4つのうち3つまで見た。残るのは松本城だけ。いつ行こうか。

今回は分刻みで予定を組み、しかもアクシデントがあってとても疲れたが充実した旅だった。

2012年4月26日木曜日

学校の辞め方

高校を辞めたい子どもからネットで相談を受けました。
親は猛反対しているそうで、どうしたらいいか悩んでいました。

以下は私の回答です。

大事なことは親を説得することですね。

説得するためには学校をやめたい理由を整理します。
まず紙を用意して思いつく限りの理由を書き込みます。
ここではきれいに書く必要はありません。
鉛筆かボールペンでこれ以上はないと思うまで書くことです。

もう一つ、親が反対している理由をよく思い出して列記し、
それらすべてに対し反論を考えられる限り書き出します。*

次にやめてからどうするかを考えます。
これも気分次第で結構ですから思いっきり並べてください。


書き終えたら、よく読みなおし、ワープロで整理します。
不適切な言葉遣いは直します。
特に親の気持ちを逆なでするような表現はやめましょう。
ワープロで整理しながら順番をよく考えます。
最初に親が受け入れやすい理由を書きます。
最後に最も言いたいことを書くようにします。

親の反対に対する反論は慎重にします。
真正面から反撃するのではなく、
親の気持ちは分かっている、感謝している
といったんは受け入れます。
でも親が反対する理由が複数あれば
そこに必ず矛盾する点があるはずです。
そこを慎重に丁寧につきます。

やめた先は相当計画を練らないといけません。
やめてどうするつもりかと聞いてきたときは親は
どうせたいした計画はないと高をくくっています。
そこで緻密な計画を示されると
親は子どもを見直し、おとなとして扱うようになります。
 
書き終えてからプリンタに打ち出し、日にちをおいて何度も読み返します。

こうやって書いた文章の中身を頭によく記憶してから捨てます。
紙は整理するために書いたもので、
読みながら話をすると感情がこもらないのでやめた方がいいです。


親と話をするときは絶対にけんかしてはいけません。
親が怒っても聞き流して、落ち着いて低い声でゆっくりした口調で話します。

一回で納得してくれなくてもその日は無理押ししないで、
また日を改めて話をします。

親が音を上げるまで繰り返し、何度でも言います。

親から聞かれていないのにやめてからのことを説明してはいけません。
親がやめてどうするのだと聞いてきたとき初めて
高校をやめた先のことを説明します。
ここが勝負です。
切り札を先に出してはいけません。

おとなになると多くの他人を説得しないといい仕事はできません。
でも親は子どものことを心配しています。
その親をまず説得しましょう。
親も説得できないようでは赤の他人を説得することはさらに難しいと思います。

親が納得すれば学校を辞める手続きについては協力してくれるはずです。

粘り強く落ち着いて話をしましょう。

注:*後日補足しました。

2012年4月3日火曜日

おうちカフェ♪

今度はおうちカフェ♪をやります。
前回の節分パーティーがとっても楽しかったので今度も楽しくやります。
子ども達は例によって家中を駆け回って遊んでくれると思います。 


日時は4月15日(日) 13:30~17:00 


この間ならいつでも出入り自由です。 場所は茅ヶ崎です。
誰でも無料ですが、不登校かホームスクーラーかサドベリーまたはフリースクールなどに通っているお子さんのいるご家庭の親子を歓迎しています。予定でもかまいません。
 基本的にアンチ学校の人たちの集まりです。

おうちカフェ♪は、
地域のアンスクーラーとご家族に、自宅のリビングや庭や屋上で、
お茶を飲んだり、本を読んだり、ゲームをしたり
おしゃべりを楽しんだりと、カフェのように自由に過ごしてもらいたいと
月1回位のペースで開催しています。


将棋、囲碁、チェス、オセロ、モノポリー、カルカソンヌ・・・
ほかにもレゴやカプラやキュボロやネフなどもあります。



幼児向けのおもちゃや絵本もいっぱいあります。

教育関係の本などもありますので、

読書しながら自由に過ごしていただければと思っています。
(ごめんなさい。貸し出しはしてません。)


猫を飼っていますので、お好きな方は、遊んであげてください。

コーヒーや紅茶など用意してお待ちしております。
飲み物は、セルフサービスで、ご自由にどうぞ。



ご希望の方はメールをください。
mythreelittlekittens@gmail.com
こちらから住所や地図をご連絡します。
ただし、定員オーバーになり次第閉め切らせていただきます。


不登校で悩んでいるお父さんお母さん、悩むことはありませんよ。
お子さんが自分の意思で一歩を踏み出したのです。
おうちカフェ♪で一緒にお祝いしましょう。


子どもは勉強しなければ大丈夫。
大人は無駄話していれば大丈夫。

2012年2月6日月曜日

節分パーティー

子どもたちが8人集まって節分パーティーをやりました。

いつものメンバー以外にテンモーさんとお子さん2人も
参加してくださり、にぎやかな一日でした。

最初は豆まきで子どもたちの希望で私が鬼です。

さんざん豆をぶつけられて、痛い痛いと言いながら逃げ回って、
最後に子どもたちは歳の数だけ豆を食べました。
私も歳の数だけ食べようかなと言ったら、
なくなっちゃうと猛反対されました。^ ^;


その後子どもたちだけでロフトに行って、
ブロックス、それはオレの魚だ、将棋など
なにやら思い思いのゲームで遊んでいました。
やりたがっていた子どもが来れなかったので
カルカソンヌはやらなかったようです。

親たちは学校の話や四方山話に花を咲かせました。
テンモーさんのタイの話はとても楽しかったですよ。

この次はみんなでキャンプをやりたいと思っています。
そのときはこのブログで参加者を募ります。

2012年1月26日木曜日

想像力と創造力

昨年(2011年)日本の貿易収支が赤字になった。東日本の大震災が輸出入に影響しているが全体的に日本の経済力が衰えていると言っていいだろう。例えばソニーやパナソニック、トヨタなど日本を代表する消費材メーカーが急速に売り上げを落とし苦しんでいる。今回はこの原因について考えてみたい。

2012年1月18日水曜日

じっけんくん


SFのベイエリアにも、ようやく冬らしい寒さがやってまいりました。
昨日1日中、寒い中を公園で遊んでいたので、2人ともハナタレ小僧です。

という訳で、今日は1日おうちの日るんるん 
「今日はなにをしようか~」の問いに、
すかさず「じっけんくん♪」という答えが返ってきました。

この間のしゅわしゅわもこもこ~が面白かったこともあり、
ビネガーを追加購入したので、容易は完璧ですぴかぴか(新しい)
今度はelephant toothpasteにも挑戦しようと思っています。
(コピペして、you tube でごらんあれ^^)
  

















これ以外にも昨日はおふろでネーブルブルオレンジを使って
「浮かぶ?沈む?」のじっけんくんをしたり、
リンゴ、カボチャなどいろいろ試してみました。
ネーブルは皮つきの時には浮かぶけれど、
皮をむいて軽くなっているはずの”実”だけだと沈んでしまいます。
えるくんは、なんと前におふろでミカンを食べたときにこっそり試したことがあるそうで(笑)、
答えを知っていました。ニヤッっと笑いながら教えてくれたのが面白かったですウッシッシ

それから洗面所のシンクにお湯をはってその中にベビーソープをいれ、
ストローでぶくぶく泡立ててみたり、水道から勢いよく水を入れてみたり、
手でばしゃばしゃしてみたり、とにかくなるべく気の向くままに、ためせる事をやらせてみました。

お気に入りのブログの一つの中で、子供には”No"というよりも、一回でも多く”Yes"と言える機会を作ろう、と書いてあるのを読んで、アンスクー リングの秘訣はここにあると感じました。学校のシステムを家庭に持ち込むのではなく、生活を楽しみつつ学ぶことがアンスクーリングな訳だから、小さなルー ルで縛り付けるのではなく、家族が心地よく過ごせるような雰囲気を作ること、これが優先だなと。

子供のしているじっけんくんもおもしろいけど、 私の今やっている、アンスクーリングもじっけんくんのようなものだわ~。

2012年1月15日日曜日

ちょっと面倒・・・

先週の月曜日は、私の住んでいる市のパブリックのキンダーが来年度の申し込み受付を開始したため、プリスクールのメーリングリストはそのことで話題が持ちきりでした。

もちろん、中にはホームスクール派のファミリーもいるのですが、やはりほとんどは学校推進派なので、
現場での話題ももちろんキンダーについての話が多くて、誰かに会えば必ずといって良いほど
「来年は、える君をキンダーに入れるの?」と聞かれる始末。
まあ、入れるかどうかの選択肢も与えてくれているのはありがたいのだけど
(さすがホームスクーラーの多いカリフォルニア^^)
本音を言えば、答えるのはめんどくさい・・・。
ものすごい本音を言ってしまえば、ホームスクールについての下調べや、するかどうかの決断は、
自分で本を読むなり人と話をするなりして、じっくりと勉強をして自分と向き合って理解するべきだと思うから、私からお手軽な答えを期待しないで欲しい・・・と思っているのです。(キャー、厳しい!)

で、学校(キンダー)推進派のファミリーと話をしたときにたくさん聞いた内容といえば、
「Fスクール(私の家から歩いて2ブロックのところにある、学校)は、コミュ二ティがタイトで親達の協力体制が整っている。」
「Fスクールは、統一テストでのスコアが著しく低くて、あまり子供を行かせる気にはならない。」
「Mスクールは、同じプリスクールからの卒業生が多くて安心」
「Mスクールは大型校で、多少内向的な子供でも、友達を選ぶ幅が広がるので、(自分の子には)最適」
「Cスクールは、とにかく先生が素晴らしい」

う~ん・・・これって本当に子供達の過ごす場所に必要な条件?
ものすごく狭くて限られた場所についての話をしているようで、正直向き合って話すのが辛かったです。

一歩下がって、全体像を見てみたら大切なことがよく見えることってありますよね。
まさにそれだと思うのです。学校に行かせることが大前提でそこに焦点を絞ってしまうと、
子供が学ぶために必要ないろいろな要素を、それこそボロボロを見落とすことになってしまうと思うのです。
「学校には当然通わせるものだから」という前提でいろいろな学校を比較しているうちは、
私にはまるで共通の話題がなくて、話が広がらないのですよね・・・。

まあ、私が「ホームスクーリングする予定なの」と答えても、
「ああ、そうなんだ~。じゃあ、xxと連絡とってみたらいいよ。他にも00がホームスクールしているよね。」とか、
「私の親戚がホームスクーリング経験者だよ。」などなど意外と好意的に受けとってくれるひとが多いので、それは気が楽ですが。ただ、私の直感で言うと、ホームスクーリング=もっとアカデミックなことを、チャータースクールを通して学ばせる・・・と思っている 人が多そうな気もします。「学校へ行かせるよりも自分でしっかりと子供に教えたい!」という人もいるので、そういうイメージで捉えている人がたくさん いるのかもしれませんね。

ああ・・・!いろいろと面倒だなあ・・・。