2.バカを作る学校
学校は成績で子どもに序列をつけると前回書いた。
一般に学校では成績が良い子は褒められるが、
成績があがらない子はうっすら馬鹿にされる。
ひどいと落ちこぼれ扱いだ
成績は学力と必ずしも一致しているわけではない
本来は多様な才能があるにもかかわらず、
学校は成績と言う数値だけが評価の対象だ。
成績は相対的評価であり、子どもたちとの間の位置を表しているに過ぎない。
でも成績評価が悪いとまわりから頭が悪いと決めつけられる。
それは明示的であると暗示的であるかは問わない。
だから、成績が悪いとそれだけで自分はだめだと感じてしまう。
学校からドロップアウトして不登校に逃げてしまう子もいる。
なんとかして成績をあげたいと考える子もいる。
努力して勉強すればいいかもしれないが、
懸命に努力しても他人がもっと成績を上げれば、自分の成績は逆に下がる。
つまり他の子より成績が良ければいい
逆にクラスメートの成績が下がれば自分の成績を上げることができる。
そして、成績をあげるために努力を重ねるより、
人の足を引っ張って努力させないほうが効率的だと気づく
<勉強したのに、してないと嘘をついたことはないだろうか?>
ましてや、成績の悪い奴の勉強を見てあげるなどとは考えも及ばない。
みんなが同じように考え、お互いが足の引っ張り合いをする。
その結果、学校は総体的に学力が低下する
みんなで下げているから、気づきにくいだけである
学校へ行けばみんなバカになるということだ。
その証明がアメリカの研究による、ホームスクーラーのほうが
公立校の生徒より平均30%は成績が高いという報告だ。
当たり前である。
ホームスクーラー同士はお互いに成績で競争してるわけでないから
分かる子どもが分からない子どもに教えている。
教えることでさらに詳しく考えられるようにもなる。
そのほうが仲間意識も高く、協調性も強くなる。
社会では成績より、協調性のほうが大事だ。
ほとんどの学校卒業生は社会に出たとき
競争から協力への意識の切り替えに苦労している。
本当に無駄な苦労としか言えない。
1 件のコメント:
私の持論では、将来目的を持って進学する者は成功する。
義務教育で世に出る自信のない者は高校へ行く
高卒で世に出る自信のない者は更に大学へ進学する
その為に単に高学歴に成るほど世に出る能力のない人間が増える。
勉学に卒業証書など要らない、いつでもどこでも学ぶことが出来る・・です。
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