新学年でもTake it easyなのだ~でコメントをいただきましたのでその件について改めて記事にしました。
息子は小学2年生です。私は勉強をしていることを自慢しているわけではありませんよ。(
そう見えるかもしれませんが) 学校へ行かなくても必要であれば勝手に学ぶものだと言いたいだけです。だから世間の小学2年生が何を学んでいるかは余り興味もありません。
だいたい、いま子どもがどこまで知っているかはほとんど自慢の種にもならないでしょう。学習障害という考え方が最近言われるようになりましたが、これは大人の思い上がりではないでしょうか。子どものとき学校に不適合だった天才は数多くいます。(エジソン、ニュートン、アインシュタインなど) 私は人を学習障害と決め付ける方はその人のスケールが理解できないだけじゃないかなとすら思っています。
さらに突っ込んだ言い方をすると、10歳か12歳までは文字が読めなくたって大丈夫だと思っているのです。というより、その間に野山を駆け回って自然に触れたほうが大人になってから大きく成長すると考えています。ある日突然文字が読めないと困ることに気づき、そこから猛勉強を始めても間に合います。なぜならその子にとってとても必要なことだからです。
15歳までは釣りばかりして遊んでいた子が16歳から猛勉強してハーバード大学に入学したと言う話もあります。その人は卒業して国際企業に勤めディレクターとして世界を駆け回っています。彼は15歳までホームスクールで遊んだことが今の自分を形作っていると語っているそうです。
サドベリーバレースクールで4歳で文字を読み書きできるようになった子どもと、14歳までまったく文字を読めなかった子が卒業して二人で遊びに来た時のことです。やはり見学に来た人にこの二人のうちどちらが4歳で文字が書けるようになったか分かりますかと聞いたところ、その人がいろいろ聞いてもまったく見分けがつかなかったそうです。
人はそれぞれです。決して一つの枠に入っていないとすべてが失われるとは考えないほうがいいと思いますね。
息子に遊びに行こうと言うのですが、今はゲームに夢中です。
ネットゲームについて盛り上がっているようですが、ネットゲームの功罪はプログラマである私がよく知ってます。廃人になるかどうかはその人次第だと思うけど、子どもにやらせるかどうかについてはとても難しい問題ですね。
改めて私の考えを言えば
「子どもは自らの才能を最大限に発揮するため、自らの信じるところに挑戦し、その結果からあらゆることを学ぶべき」だと信じています。
よくないと判っているからとて、無理やり止めさせることは子どもの主体性の育成という観点から見てできれば避けたいと思っているのです。基本的に自分からやめるように仕向けるように努めているけど、周りの子どもたちがみんなやっているのでとても難しいことです。とりあえずは息子と話し合ってゲームの時間を制限しています。
私自身パソコンゲームに夢中になったことがあり、ある日突然つき物が落ちたようにやめました。その経験からしてある程度やりきれば飽きると信じています。
なかなか飽きませんが。いずれにしろ、これはいいとかだめだとか大人が次々と指示していると、物事の判断を大人に依存するようになると思うのです。自分で考えて、自分の判断でやめて欲しいと思っているんです。
大変難しいことだとは思いますが、そこを乗り越えないと、大人になっても誰かの指示を待っているようになりかねません。
会社を経営していますが採用した男性の80%は指示待ち人間で辞めてもらいました。興味があって彼らに親の躾を聞いたところ、すべて親から厳しい躾をされていたと話していました。
これからの時代、そんな依存した生き方では生活の維持すら難しくなると思うのです。
学校と言うところがまさに朝から晩まで子どもに事細かに指示しその指示に従うことが生きることだと教え込んでいます。それが私には耐えられないので、あえてホームスクール(私の場合はサドベリスクールですが同じことです)を選んだ理由なんです。
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