2012年4月26日木曜日

学校の辞め方

高校を辞めたい子どもからネットで相談を受けました。
親は猛反対しているそうで、どうしたらいいか悩んでいました。

以下は私の回答です。

大事なことは親を説得することですね。

説得するためには学校をやめたい理由を整理します。
まず紙を用意して思いつく限りの理由を書き込みます。
ここではきれいに書く必要はありません。
鉛筆かボールペンでこれ以上はないと思うまで書くことです。

もう一つ、親が反対している理由をよく思い出して列記し、
それらすべてに対し反論を考えられる限り書き出します。*

次にやめてからどうするかを考えます。
これも気分次第で結構ですから思いっきり並べてください。


書き終えたら、よく読みなおし、ワープロで整理します。
不適切な言葉遣いは直します。
特に親の気持ちを逆なでするような表現はやめましょう。
ワープロで整理しながら順番をよく考えます。
最初に親が受け入れやすい理由を書きます。
最後に最も言いたいことを書くようにします。

親の反対に対する反論は慎重にします。
真正面から反撃するのではなく、
親の気持ちは分かっている、感謝している
といったんは受け入れます。
でも親が反対する理由が複数あれば
そこに必ず矛盾する点があるはずです。
そこを慎重に丁寧につきます。

やめた先は相当計画を練らないといけません。
やめてどうするつもりかと聞いてきたときは親は
どうせたいした計画はないと高をくくっています。
そこで緻密な計画を示されると
親は子どもを見直し、おとなとして扱うようになります。
 
書き終えてからプリンタに打ち出し、日にちをおいて何度も読み返します。

こうやって書いた文章の中身を頭によく記憶してから捨てます。
紙は整理するために書いたもので、
読みながら話をすると感情がこもらないのでやめた方がいいです。


親と話をするときは絶対にけんかしてはいけません。
親が怒っても聞き流して、落ち着いて低い声でゆっくりした口調で話します。

一回で納得してくれなくてもその日は無理押ししないで、
また日を改めて話をします。

親が音を上げるまで繰り返し、何度でも言います。

親から聞かれていないのにやめてからのことを説明してはいけません。
親がやめてどうするのだと聞いてきたとき初めて
高校をやめた先のことを説明します。
ここが勝負です。
切り札を先に出してはいけません。

おとなになると多くの他人を説得しないといい仕事はできません。
でも親は子どものことを心配しています。
その親をまず説得しましょう。
親も説得できないようでは赤の他人を説得することはさらに難しいと思います。

親が納得すれば学校を辞める手続きについては協力してくれるはずです。

粘り強く落ち着いて話をしましょう。

注:*後日補足しました。

2012年4月3日火曜日

おうちカフェ♪

今度はおうちカフェ♪をやります。
前回の節分パーティーがとっても楽しかったので今度も楽しくやります。
子ども達は例によって家中を駆け回って遊んでくれると思います。 


日時は4月15日(日) 13:30~17:00 


この間ならいつでも出入り自由です。 場所は茅ヶ崎です。
誰でも無料ですが、不登校かホームスクーラーかサドベリーまたはフリースクールなどに通っているお子さんのいるご家庭の親子を歓迎しています。予定でもかまいません。
 基本的にアンチ学校の人たちの集まりです。

おうちカフェ♪は、
地域のアンスクーラーとご家族に、自宅のリビングや庭や屋上で、
お茶を飲んだり、本を読んだり、ゲームをしたり
おしゃべりを楽しんだりと、カフェのように自由に過ごしてもらいたいと
月1回位のペースで開催しています。


将棋、囲碁、チェス、オセロ、モノポリー、カルカソンヌ・・・
ほかにもレゴやカプラやキュボロやネフなどもあります。



幼児向けのおもちゃや絵本もいっぱいあります。

教育関係の本などもありますので、

読書しながら自由に過ごしていただければと思っています。
(ごめんなさい。貸し出しはしてません。)


猫を飼っていますので、お好きな方は、遊んであげてください。

コーヒーや紅茶など用意してお待ちしております。
飲み物は、セルフサービスで、ご自由にどうぞ。



ご希望の方はメールをください。
mythreelittlekittens@gmail.com
こちらから住所や地図をご連絡します。
ただし、定員オーバーになり次第閉め切らせていただきます。


不登校で悩んでいるお父さんお母さん、悩むことはありませんよ。
お子さんが自分の意思で一歩を踏み出したのです。
おうちカフェ♪で一緒にお祝いしましょう。


子どもは勉強しなければ大丈夫。
大人は無駄話していれば大丈夫。