2012年5月26日土曜日

ホームスクールの抵抗勢力

すみこさんが実践に基づき投稿しているので、私の出番はないのですが、こういう見方もあるというぐらいで、チョコちょこっと遠慮がちに。(どこが)

家族に反対されると結構大変ですね。
特に旦那さんに反対されるとこれはなかなかつらいと思います。で、夫婦で意見が分かれたときの対策は置いておいて、それ以外の家族の反対に対する私の考えを書いてみます。
まず第一にすみこさんも書いていますが、親権は当然親にあります。祖父母と言えども孫に対する親権はありません。法的に言えば他人と同じです。かと言って、同居している祖父母の場合は無視するのは大変難しいでしょう。

ホームスクールに反対する人たちは、99%普通に学校は経験していてもホームスクールを経験していないと言ってもいいと思うのです。と言う点で反対する人たちは思い込みでしかありません。
つまり、ポロパトを食べたことがない人がポロパトはおいしくないと決め付けているのと変わらないといえます。ポロパトを食べた人がいくらおいしいといっても食べないと分かりません。つまり水掛け論になり、どこまで行っても話は平行線なのです。ちなみにポロパトという食べ物はありません。

ホームスクーリングに対する周りの声(サンフランシスコ・イーストベイ編)

あと約3週間で息子のプリスクール生活が終了する予定で、(とはいってもまた2週間のお休みのあとにサマースクールがあるのだけれども・・・)いよいよそのあとはホームスクールが本格的にスタート!

で、この時期にほとんど毎日のように聞かれる質問はやはり
「来年、どこのキンダーに行くの?」

当然答えは「うちは来年ホームスクーリングの予定なの。(ニッコリ!)」

ホームスクーリングが浸透しているから、今までのところではものすごく否定的な反応はまだお目にかかったことがないし、少なくとも私の周りでは

「ものすごくいいことだとは思えるけれど、自分には出来ない」
「私にはやり遂げるだけの忍耐がない。」
「私と自分の子供とでは、良い関係が築けないと思う」

の3パターンの答えが多かった。

良いとは思っているけれど、自分が先生として子供を「教える」と思い込んでいる人が多かったり、あるいは自分が「すべての責任を背負い込んで子供を教育する」と思っていたり、学校をそのまま家庭に持ち込んでくるとか考えている人が多いことにちょっとビックリ。

で、あるママは「うちの子はね、じっとしていられないの。毎日外に出ていって友達と会わないと絶対に退屈するタイプ。だから、ホームスクーリングなんてムリだわ・・・。」

・・・って、「だったらなおさらホームスクーリングしたほうがいいよ~」っと喉まで出かかった言葉を抑えるのに必死だった私^^’ 学校に行ったら今以上 に机に縛り付けられて、決まったスケジュールをこなすのに精一杯で友達と遊べる時間なんて休み時間くらいなものではないですか。

きっと今の調子で行くと我が子は一日中レゴ漬けかな~。今もビックリなことに朝おきてレゴ、ご飯食べてそのあと2人ともレゴで遊び、プリスクールから帰っ てきてまたレゴ・・・。たま~にアルファベットゲームとかライミンングゲームをやりたい!というけれど、こっそりとしまったおもちゃの存在にも気がつかな いほどにレゴに夢中^^ この集中力、頼もしいな~と親ばか炸裂中!でも、本当に一つの事にかける時間が最近とくに長くなってきた。集団で何かをしなけれ ばいけない場所だったらコレが長所ではなく短所になってしまうのだな~と思うとものすごく残念ね。

話を元に戻すと、まだまだ本当の意味でのホームスクールは理解されていないと痛感!以上、来年の我が家の選択に関する周りの声のリポートでした^^

2012年5月24日木曜日

デモクラティックスクール

実は息子はデモクラティックスクールに半年前から通い始めました。

そのスクールはすべてを子どもたちの話し合いで決めるため、勉強する子もいればいない子もいるという、ある意味好き勝手しています。最もほとんどの子は遊ぶことに忙しくて勉強なんかしちゃいません。

自分としてはホームスクールのほうがいいと思っていたんですが、息子がどうしてもと言うので行かせています。

そこでは朝のミーティングがあり、メンバーの子どもたちが話し合いをしてルールを決めています。例えば、帰る前にみんなで掃除をするとか、出したものは出した人が責任を持って片付けるとか、スクール内の決まりごとはすべてメンバーが決めています。

スタッフとしておとなが一人か二人いますが、基本的に採決には参加しません。ただまったく参加していないわけではなく、ミーティングのとき議題の提案とか参考意見は出すようです。

息子に聞くとミーティングは面白いらしいです。らしいというのは朝のミーティングに保護者は参加しないので見たことがないからです。

でもデモクラティックスクールにも優れた点は多数あり、メンバー同士の話し合いで決着するので、おとなが関与する部分は多くありません。スタッフもメンバーの支持がなければ解雇されてしまいます。つまり、小さいときから自分の考えたこと、参加して決めたことの責任は自分に帰ってくるという体験をします。この民主的な決定方法は家庭ではなかなかやりにくく、どうしても親が誘導し決めてしまいがちです。またいろいろな齢や性別、人種が参加してくるので、刺激の多さから言えばホームスクールより大きいと思います。特に兄弟が少ない子どもにはその刺激はたまらない面白さでしょう。

スクールに迎えに行くとメンバーたちが掃除をしています。家でもやればというと「そうねえ」といいながらやりません。
また「やめて」と言われるとやめないといけないと言う決まりがスクールにはあります。本人がふざけているつもりでも、受けている側が嫌だと思えば、やめさせることができるということです。
今朝、息子が私にいつまでもちょっかいを出してやめないので、「やめて」と言いましたが、やめませんでした。それでスクールでは「やめて」と言われたらやめないといけないんじゃないのと言いましたが、息子はスクールと家は違うと言うので、何でと言うと、「じゃ、家で決めたルールはスクールでも守らないといけないの」と言われてぎゃふんとなりました。妻は両手を叩いて喜んでいました。

息子はスクールでは遊んでばかりです。何で勉強しないのかというと「そんな暇はない」といわれました。ジャどこで勉強するんだというと「家でお父さんから教わるから、いい」といわれました。

私がホームスクールがいいと考えている理由は「退屈」です。スクールはどうしても遊びに忙しくて退屈してボーっとすることが少ないと思うのです。人間の知性の元は知識だと思います。知識はいくら集めても知識の集合に過ぎず、知性にも知恵にもなりません。(原発事故で科学エリートが全員右往左往するだけだったという報道でも分かりますね) 
知識を知性にするためには「沈思黙考」が大事だと思うのです。頭の中で獲得した知識の相互関連を組み立てる作業が沈思黙考ではないでしょうか。(座禅もそうなのかもしれません)それがスクールでは遊びが忙しくてボーっと考えている時間が持てないような気がするのです。
退屈な時間はとても貴重だと思っています。その間に知性が熟成されると思うのです。

いろいろ考えると一長一短でどれがいいと決め付けられませんが、座って先生の言うことを覚えるだけの学校へ行くよりははるかにいいと考えています。

うちの子達もパーフェクトリーFineなのだ~!!


長男7歳。先月やっと100まで数えられるようになりました。
やっとです、やっと。

やっとなんだけど、あっという間。

100まで数えられるようになったら、数字が楽しくなってきたみたい。

も~、それはそれは嬉しそうな顔でした。
そうか、こういうことか!と理解したのでしょう。
あの笑顔はたまらんなぁ~

前からレーズンやクッキーで足し算をしていたけど、
100までの数字を理解したとたん、すらすらと計算をする。


先日、小学校1年生の基本の足し算の問題をプリントしてやらせてみた。
(強制ではありませんよ~。やってみたいと言ったので。)

初めての、足し算の問題プリント。
あっという間にやるではないですか!

も~、ビックリ。

なんだ、無理やり教えなくて良かった。
教えなくても、色々と学んでいるという事ですね。

足し算だけではありません。
本人はきっと気づいていないと思うけど、引き算、割り算、掛け算もやってるんですよね。
特におやつタイム。どうやったら、損が無いように皆で食べられるかって(笑)

机に向かって、いすに座っていなくても、計算はできるようになる。
きっと机に向かって、いすに座っていない方が、計算が楽しくなる、好きになる。


Think Fun Math Dice Jr.

















このゲーム楽しいです。
うちの子供たちは好きみたい。



さて、今度は読み書きです。
いつになるのなか?どうやって身につける?
これもきっとタイミング。
今は文字より、数字に興味があるのでしょう。

子供の、理解したぞ、分かったぞ、発見したぞ、ひらめいた!
そう言う時の嬉しそうな顔、最高にキラキラ。

学校に行ってなくても、うちの子達も、パーフェクトリーFineなのだ~!!

特に、パーフェクトじゃない辺りが、パーフェクトリーFineなのよね。

2012年5月21日月曜日

学校の辞め方 小学校編

今回は「小学校の辞め方」を書いてほしいとコメントがありそれに応えたいと思います。
コメントによれば小学生の子どもが学校に行きたくないと言い出して、行けなくなったという報告を学校にしたところ断続的に登校刺激を受けて困っているそうです。どうしたらやめられるかという質問でした。
私たちの息子は学校から特に登校刺激もなく、「学校に来れないのですね。分かりました」と言うあっさりした反応でひどく拍子抜けしました。だから経験談としてではなく、それまでに用意した仮想問答を今回書いておきたいと思います。

これはあくまで一例です。お子さんの心、学校の姿勢、先生の意図、そして地域の空気により、変えるところは変えて整理して咀嚼しておく必要があります。そのまま鵜呑みにしないでください。
もし先方が高圧的であればお父さんに出てもらうのは効果的です。いずれにしろ、絶対に興奮しないで、落ち着いて話をするようにしてください。

心がける一番大事なことは学校と対決または喧嘩するのは事態が複雑化するのでやめておいたほうがいいということ。万が一にも学校に戻るとき余計な心配が必要になります。
もう一つ、お父さんとお母さんの話す内容が一貫してぶれないことです。相手は先生ですから、論理のずれはすばやく見つけて突っ込んで来ると思います。
さらに、学校に戻るか戻らないかは本人の意思に任せて、親はあくまで本人の意思を大事にしていると言います。

問答例注:子どものところはお名前を入れてください
先生方にはご心配をおかけし、子どものためわざわざお時間をいただき申し訳もありません。
まず先生に確認しておきたいのですが、大事なことは子どもの現在と将来だと考えていますがそれには異存はありませんか。
#ありません
重ねてお聞きしますが、今回の件については学校の都合ということはありませんよね。
#そんなことはありません
だとすれば、わが子の現在と将来を心配しているのは先生方と私たち両親だと思うのです。
先生方にご心配いただいていることについては大変ありがたいことであり、心苦しいところですが私どもも大変心を痛めています。本人が学校へ戻りたいといえば喜んで送り出すつもりです。
さて、今回の不登校についてお聞きしたいのですが、このことで一番不利益を受けるのは誰でしょうか。

#お子さんだと思います
であるとすればいかなる不利益をこうむるとお考えでしょうか。
#将来の進学、就職でしょうか
仮にですね、子どもが中学卒業すればいいと考えているとすればいかがですか。
#それでは就職が大変では
そうかも知れませんね。ご心配頂きありがとうございます。でもそれでもかまわないと言うことであればいかがですか。
#将来困ることは目に見えているのに、子どもの気分だけで決めていいのですか
そのあたりは子どもとも何度も話し合いました。それでも学校に行きたくないと申しています。私の子どもの将来についてのご心配を考慮したうえでも、学校に行かない道を選んだとして先生はいかがお考えですか。
....
先生のご心配は私どもにもよく分かります。それは私たちも不安があります。しかしながらでは学校へ行ったから満足できる仕事に就けるという確証みたいなものを先生はお持ちでしょうか。できるのであれば、そういう保障をいただけると嬉しいのですが。
私たちは子どもが将来社会で生き抜けて行けるかどうかは、自分のことを自分で考えて決めることができることだと思っています。私たちはこれまで子どもを「自らのことを自分で考えて決めることができる」ように育ててきました。
今子どもは自分で考えて、学校を選ばないと自ら決めました。それを尊重してあげないとこれまで育てた方向性を親自ら崩してしまうことになります。
今は行きたくないというのが子どもの気持ちです。いずれ気持ちは変わるかもしれませんが、今の気持ちに私たちは沿って行きたいと考えています。

#学校教育法では子どもは義務教育を受ける義務があります
そうですね。学校教育法の16条、17条で子どもに9年間の教育を受けさせる義務が親にあるということは知っています。そのために罪に問われたとしても、私たちは子どもを守りたいと思っています。それに平15.5.16 文科省通達では「不登校については,特定の子どもに特有の問題があることによって起こることではなく,どの子どもにも起こりうることとしてとらえ,関係者は,当事者への理解を深める必要があること。」とされています。それ以降は不登校がゆえに罪に問われたケースは皆無と聞いています。18条の例外規定が適用されているんじゃないでしょうか。
子どもにとって親は最後の砦だと思うのです。子どもを守るためには命も賭けるつもりだってあります。

ご心配いただいていることには感謝してもし切れませんが、このようにわざわざおいでいただくことで子どもの精神に与える影響として次のように言われています。
ストレスをとるために副交感神経が働きだし、1日に10時間以上寝ている長時間睡眠がおき、昼夜逆転の生活が始まった時や母親に対して、年齢不相応に甘えだす退行がおき出した時は登校刺激を絶対に控えましょう。
長時間睡眠ではストレスの発散を行い。退行は情緒を安定させるために行う生理的な自然な行いです。それを理解せずに、継続的な登校刺激を行なうと状態の悪化を招き、神経症や自律神経失調の原因になります。また、ひきこもりの長期化を招いてしまうこともあるので十分に注意しましょう。

子どもの場合はまさにそのような状況です。このままで神経症を発生するようなことがあれば私たちも大変な覚悟をしなくてはいけなくなります。ぜひ先生方には私どもの努力にお任せいただき、しばらくご猶予をいただけるようにお願いしたいところです。

#なぜ学校へこれないのですか
私たちはよく分かりません。大変恐縮ですが先生方のほうが毎日学校で子どもの姿をご覧になっていたと思うのです。理由は先生方のほうが詳しいのではないでしょうか。
#いえ、今学校に行けないとお子さんが言っている理由です
それもよく分かりません。子どもに聴いても詳しく説明してくれません。たぶん思い出したくないのだろうと慮ってそれ以上聞いていません。行く気になれば行くと思います。

これからも何かあれば先生方とご相談しながら進めて行きたいと思っています。なにとぞよろしくお願いいたします。

概略以上ですが、学校側は想定以外の発言があると思います。その場で答えないで時間をもらうようにしてください。またどなたか、実際に学校とやり取りされた方の経験談などを投稿していただければ嬉しいと思います。

幸運を祈ります。

PS このページは参考になります。http://www.homeschool.ne.jp/homeschool/jissenki.pdf

美と健康のブログに「喧嘩はあきまへんで...」 があり、参考になります。

2012年5月14日月曜日

大阪姫路の旅

大阪城から姫路城、名古屋城と見て歩いた。

息子は歴史好きで、歴史マンガを何冊も買って読んでいる。だからやたらと歴史に詳しい。私はそんなに詳しくないが息子にひきづられていろいろと見るようになった。今回も両親は息子のお供である。

まずは大阪城。
大阪城
大阪城

コンクリート造であまり見ても仕方なかったが、息子は初めてだし、太閤さんが好きなので一応抑えておこう。















通天閣
通天閣

 大阪来たらはずせないでしょう。
展望に上がるのに1時間半もかかって、その割にはたいしたことなかった。

ほかには四天王寺や大阪天満宮に行った。











鵯越
源義経が一の谷で鵯越(ひよどりごえ)の逆落としで平家を打ち破ったところ。神戸でも鵯越の場所について別の箇所と意見が分かれているが、私はここが本命だと思っている。

写真の中央右側にトンネルが見えるがその右側の林の中と思われる。やはり相当急で人が素手で降りるのもためらわれるぐらいの坂になっている。



六甲山
六甲山
神戸は私が生まれた街で、幼いころこの港を見て育った。息子に一度見せておきたかった。

それにしても、海に黒い船がいっぱい泊まっていた覚えがあるが、今回は一艘も泊まっていない。あの時は朝鮮戦争のときだったからなのかな。




明石城
明石城は天守閣がなく、櫓しかない。これも息子がどうしてもと言うので寄ってみた。

でも、昔の造りのままで意外と面白かった。








 姫路城
姫路城(素屋根)
姫路城
姫路城は素屋根がかかっていて見えないのでどうすると聞いたが、息子が素屋根がかかっている姫路城をまた見ることはできないから、今行きたいと言った。
素屋根に姫路城の絵が描かれている。




素屋根
素屋根の中
素屋根の中から見た姫路城。
日曜日だったので工事をしているところは見れなかった。









この間にデモクラティックスクールまっくろくろすけに行った。

最後に名古屋城
名古屋城
名古屋城
名古屋城もコンクリート造で中を見てもさほどのものはない。ただのビルである。

隣に本丸御殿の復元工事が行われていて、これができると来る価値があるかもしれない。今も作業現場が見れるようになっているが、火木がお休みで見れなかった。






息子に帰ってからどこが一番よかったと聞いたら姫路城と言っていた。
これで日本の国宝の城4つのうち3つまで見た。残るのは松本城だけ。いつ行こうか。

今回は分刻みで予定を組み、しかもアクシデントがあってとても疲れたが充実した旅だった。